トトと申しますよ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1クールじゃ物足りないよ!!。・゚・(ノД`)・゚・
電撃文庫で刊行されていたライトノベルをアニメ化した作品。
父から送られた呪いの道具・禍具(ワース)であるヒロインのフィアと主人公・夜知春亮が出会い、自身に込められた呪いを解く為に善行を重ねながら禍具を持つ敵組織と戦う物語。バトルあり、シリアスあり、恋愛あり、エロあり、ギャグありと取り揃えられています。
当時、一巻を購入した当初は「あ、これ面白い!」「アニメ化するだろうな」と期待しておりました。独特の設定で描かれる展開にすごくハマり、新刊が出る度に即座に購入。当時の電撃文庫を代表していたライトノベルとは人気こそ追いつかないもの、一定の評価を得られていた作品だと思います。
予想していたよりも遅くのアニメ放送ですが(放送年は2011年。筆者は2009年と思っていた)、調子は上々。毎週楽しんでいました。しかしこのアニメは1クールだったのであります…!
全体的には悪くなかったのですが筆者が問題視するのは最終回。ビブーリオ家族会を何とか追い払ったところで、増援が出現。アビスという名の禍具が仲間を助けるのですが御姿は全裸(原作基準)。新たな戦いが始まりそうな展開を思わせたところで放送終了。思わずツッコミたくなりました。
男の、しかもオッサンの全裸を見せられて「あー、いいアニメだった」って言える視聴者がいるのでしょうか…。
しかも1クール約12話だとしてライトノベル原作三巻分をただ放送するだけでは未消化になること必至。原作じゃもっと面白い展開あるのに…。
アニメ放送終了後、原作はひっそりと終了しました。中途半端ではないのですが途中まで広げていた風呂敷を若干しまえぬまま終わった感じがします。ラノベ原作アニメの悲しい性です…。思えば原作アリの作品が使い捨てられる傾向がこの頃から見られるようになりました。
私事ではありますが、原作終了後に一巻を除いて全部売り払いました。
期待が大きかっただけに今一つ、という評価しか下せません…。