退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルなし
大都市「柳木原」(やなぎはら 略称ギバラ)では、今日も誰かのありふれた物語が生まれていた。
季節は冬。寒さが厳しい白い空。心に悩みを持つ若者たちが繰り広げる群衆劇。そんな若者たちが傷つき、笑いあう。
どこにでもあるような恋物語が今語られる。
「羽田鷹志(タカシ)編」
柳木原駅西口にある進学校、私立美空学園(みそらがくえん、略称は「ソラ学」)に通う羽田鷹志が主人公。
メインヒロインは渡来明日香。
美空学園3年A組の羽田鷹志(タカシ)は人には言えないある秘密のため、将来のことは全く考えず、ただ無気力な毎日を過ごすばかりであった。
友達の森里和馬は学校を休んでおり、学園では誰とも話をせず、帰ってはネットやゲームに興じるだけの日々。
渡来明日香とは1年の頃の告白から付き合っていることになっているが、それは仮面恋人の関係であった。
しかし、ある出来事から鷹志と明日香との距離は縮まりはじめる。
「千歳鷲介編」
陽気で気ままなフリーター、千歳鷲介が主人公。
メインヒロインは玉泉日和子。
柳木原駅東口から10分ほどのところにある「アレキサンダー」花水木通り店は、鷲介行きつけである2階建ての洋食レストラン。
名物店長軽部狩男の合コンをしたいという欲望から、二浪生のウェイトレス望月紀奈子の壮行会が開かれることに。
集まったのは常連客の鷲介と鳳翔。同じウェイトレスの日野英里子、そしてウェイトレスに復帰する玉泉日和子だった。
しかし鷲介は様々の不幸な偶然から、日和子に悪印象を与える結果に。
鷲介は狩男から誘われて「アレキサンダー」でアルバイトをすることになり、トレーナーとして日和子が付く。
「成田隼人編」
自称ハードボイルドだが、実際は二枚目半なところがある成田隼人が主人公。
メインヒロインは鳳鳴。
隼人は柳木原の繁華街でヘルプを請け負う自称何でも屋。
仕事がないときは、工事現場で飛び込みのアルバイトをして日銭を稼いでいる。
人付き合いは苦手だが、柳木原の夜の繁華街には、同じように傷を持ちあう若者たちが集まってくる。
隼人の仕事の窓口である「パルクレープ」の店主、春日春恵の元に、鳳鳴という少女が現れた。
鳴は盗まれた赤い自転車を探してほしいという。
鳴が、柳木原の不良少年軍団を束ねた「私設自警団・柳木原フレイムバーズ」 (YFB)のトップであり、知り合いでもある鳳翔の妹であることを知り、隼人はその仕事を断ろうとするが、結局は引き受けることに。
自転車を探しているうちに鳴に惹かれていく隼人であったが、カリスマドラマーハリュー・クロードを信奉する「R-ウィング」とYFBの抗争に巻き込まれていった。
「伊丹伽楼羅編」
グレタガルドの国王である伊丹伽楼羅が降臨するが、王国との違いに愕然とする。
「羽田鷹志(ヨージ)編」
「羽田鷹志(タカシ)編」「千歳鷲介編」「成田隼人編」「伊丹伽楼羅編」を包括する内容。
それぞれの登場人物が出てくると同時に、複数の謎が解き明かされる。メインヒロインは羽田小鳩。