のび太 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ももへ
主人公は小学6年の女の子、宮浦もも。
父が死んだため、母が昔住んでいた事のある瀬戸内の島に移り住んでくる。
タイトルにもなっている、父の残した「ももへ」とだけ書かれた書きかけの手紙。
生前の父と喧嘩をして、仲直りできないまま死別した事を後悔していた。
母親に言われるままに、島に来たけど中々周りの人たちと馴染めずにいると
何やら怪しい気配が…
ももと妖怪そして島の人々で繰り広げるハートフルストーリー?
なのですが出てくる妖怪たちが、本当にろくでもない連中で笑えます。
もう、そこらへんにいる典型的な駄目なオッサンレベルですねw
時代背景は現代となってるけど、平成の始めくらいなのかな?
町の風景が本当に懐かしい風景でした。
話は、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の優秀賞というくらいなので
本当に綺麗にまとまっています。
まあ地味すぎて、ちょっと物足りない人もいるかも知れませんね。
テーマは、死に別れた家族との絆なのかな。
家族は死に別れた後もちゃんと繋がっている、そんなふうに思わせてくれる作品でした。
家族の誰かを、亡くした経験のある人なら涙するかも知れません。