紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
中途半端
出来の悪い中途半端なシナリオが付いてるグダグダなMVになっているのがとても残念な作品。
すーぱーそに子関連商品の販促アニメとしても出来は悪く、そに子が動いて
しゃべっていれば、それだけで良いと思えるようなコアなファンと
そに子をはじめ、女の子のキャラデザが可愛いければそれで良いと思える
重症な萌え?重視の人には受けるかもしれないが、こんな退屈なストーリーと
シナリオでは新規のファンを掘り起こす事は難しいと思うがどうなんだろう?
アニメーション自体の製作も予算があまりなかったのかな?
ところどころ手抜き?かなと思うようなシーンが少なからず有って特に7話と
最終話は時間が無いので適当に製作しました感がありありです。
7話はアニメでは珍しい女の子の一人旅である意味新鮮なのだがストーリーに
関係がないシナリオを脈絡もなくシリーズの真ん中に入れてくる理由が良く
解りません。
絵も背景をまわして尺を稼ぎつつ、まるで売れないグラドルのイメージビデオ
の様な退屈なシナリオと演出でした。
最終話もライブの前のトラブルとライブ自体のエピソードを詰め込み過ぎて
消化不良を起こしているが、最後は過去回の絵を使いまわしている辺りは
「う~ん!?」と首を傾けるほど微妙な回でした。
そに子の日常を描いているのだけれど中途半端すぎて、バンドなのかモデル
活動なのか、大学生活なのか、何を物語のメインにしているのか見えてこない
だらだら流れる退屈な日常の物語を漠然と見せられても辛いのできちっと
起承転結した物語を創作して欲しい。
物語全体が場当たり的に創作されたストーリー展開と陳腐で強引に感動系の
話にしようとしているシナリオ構成で、とても寒い物語になっているのも残念。
個人的には、最終話のエピソードをもっと肉付けして最初から年越しライブを
めざしていくうちにさまざまなトラブルを解決していくようなあらすじにした
方が、本作のプロットにあっていると思うのだが…
ただすーぱーそに子が歌う楽曲は、個人的にBGMとして気に入っています。