DOMANI さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
予想外に王道(?)だった。
原作は未読。
ある日当然異世界と繋がってしまった日本が、異世界にある神聖エルダント帝国と異文化交流を図ろうとするも、異世界の住人たちに一番受けが良かったのが漫画、アニメ、フィギュア、BL、コスプレといったオタク文化だったというツッコミどころ満載の設定のお話、しかも前線にいるのは文官でなく自衛隊である。主人公の加納慎一はオタク文化に造詣が深いということで、拉致同然に異世界に連れてこられるが…。
原作はどうなのか知らないがシリアス/コメディ、ギャグが2:8くらいなのではと思う。文化の違いによる困惑や、サブカルチャーに侵食されて残念になっていく異世界の住人達が面白おかしく描かれていると思う。シリアス部分は異文化が悪魔の教えだ、我々を洗脳しているみたいな、急激な変化を嫌う拒否感といったそういう類のものである。
現実に文化による侵略があるのか、というと自分は某隣国が思い浮かびますね、不自然なYoutube動画再生回数だとか、妙なアイドル量産とか、政府が相当お金を出しているとか、まぁほぼ失敗したようですけど。
ひとまずキリのいいところ(伏線はほぼ回収かと)で終わっていて、内容も安定していて、予想外にいい作品だった。