オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
不撓不屈のバイタリティーを持つ者だけが、棘のROADTOMAJORに挑む資格があるんだ――!
まずOPについて。解散もあってか、第3シリーズまでOPを担当していたロードオブメジャーじゃないという事で、放送前はかなりがっかりしていた。大友康平なんてナルトの最初のOPでしか聞いたことねーよみたいな。だが実際放送が始まってOPが流れた時、MAJORにふさわしい良曲だった。特筆すべきはその映像。初期の映像は、サビからがトライアウトの映像だったが、若干動きがもっさりとしていた。ラストはボルトンとの一騎打ちのシーン。これでもなかなかに興奮したが、マイナーチェンジ後の映像はさらに良かった。サビからの1シーン1シーンすべてがいい。ゴロを捕ったセカンドのケロッグが、グローブからダイレクトにショートのロイにトス。ロイはゲッツー崩しをジャンプで回避しつつ、ファーストへフライングスローで4-6-3のダブルプレー。キーンがいい当たりを打って、サンダースがホームのクロスプレーでブロック成功。バッツベンチにサンダースの妻と子供にバッツファンの歓喜のシーン。ジュニアの構えに吾郎の全力ピッチングにジュニアのフルスイング。かなり完成度の高いOPで良かった。
本編はオリジナルや改変が従来より多くなった。オリジナルとは、主に寿也のNPBでの奮闘や聖秀高校の夏大会などだが、吾郎の活躍が見たかった自分としては、正直そこまで面白くはなかった。ただ、フラットに見れば決してつまらないわけではないし、大河と綾音がいい感じになったシーンはにやけた。あとはキーンの掘り下げなどがあった。それ以外は原作をほぼ再現していて文句なし。BGMも声優もEDもいいし、良作と言って差し支えない。