おみや さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
訳のわからない設定とリアルな描写の両対極
最初から主人公の彼女が最終兵器という設定。体内から
空飛ぶし、ミサイルぼこぼこ出しちゃったりするし、、、。
どうしてこなった?⇒不明です。(でも圧倒的最強)
そんな二人がある日戦争に巻き込まれます。
敵の説明もなく(なんかロシアっぽく感じたのは私的です。w)
兵器らしい兵器はあまり描かれてません。
よく地震も起きるが説明無いし、、
そんな状況の中、二人の恋愛は成就するのか?そして戦争は
どういう結末を迎えるのか?これがストーリーの柱です。
途中まであんまり感情移入できなかったし、ちょっと鬱だし
何より主人公がヘタレっぽくて好きになれなかった。
評価がグーンと上がったのは戦争が激しくなっていき、級友
とか一般人までが戦場に赴いていくシーンあたりからでした。
正直内容が内容なんでたくさんの人が死んでゆきます。
でも戦争ってまさにこうなんだよなぁ。
太平洋戦争とカブりましたもん。なんかえらいリアルだなぁと
思いました。
ちょっと脱線
昭和のおっさんとして、子供の頃に戦争体験を切々と語って
もらったことが何回かありました。自身が経験している訳ですから
あんな事、こんな事というふうにいくつもありました。
で、 やっぱり平和がいいで終わるんですねぇ。
えーと、戻って主人公の周りのキャラが死んでゆくところは
なんとも切ないです。でもその描き方には納得でした。
そんなことでこの作品は万人受けはキツいと思いますが
若い方には戦争になったら本当にこんなんになりますぜ
ってことで観てもらいたいかなぁ。
主人公の恋愛に関しては彼女が最強でありながらもその心が
一人の少女であること、そして彼女が生きてゆくには条件が
必要という背景の中二人がもがき苦しむところも切なかったです。
あー 切ない 切ない
こんなむちゃくちゃな設定の作品でこんな気持ちになるとは、、、
そんな感想でございます。