生来必殺 さんの感想・評価
2.1
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 1.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
ある負け組み男の敗北宣言
2丁拳銃のフレッシュな娘さんのガンアクションを中心とする活躍を
十分に堪能できた人が勝ち組だとすると
その娘さんの台詞回しに、凍てついた・・・にもかかわらず
タイバニのような凸凹コンビの王道パターンを期待し
分不相応に無理して物語についていこうとした自分は、
やはり負け組みなのかもしれない・・・。
撤退の判断が甘かったなどの色々な反省を含めつつ敗北宣言と
すみやかな撤退を実行すべきだったのだが、後になって気がついたことが何点かある。
このOPソング歌っていたのは相川七瀬!?と思い込んでいたのだが
{netabare}どうやら別人のようだった。
しかし何故そのような勘違いをしたのかと言うと恐らく
曲調が一時期流行りまくったとてもベタなavex系打ち込みサウンドと
同じ印象を受けたからかもしれない。
打ち込み系音楽がすべて駄目とかいう極論を言うつもりはないのだが
avex系打ち込みサウンドはなんというか、もうお腹一杯なのだ。
海賊マークの入ったベタな2丁拳銃に、ベタな咥え煙草に、あのベタな台詞・・・
そして止めはベタな音楽と……
時には銃をぶっ放したくなるというヤンキー的衝動みたいな、
ある種のパンク魂は誰にでも多かれ少なかれあるのかもしれないが、
ハリウッド的銃撃アクション映画を餓鬼の頃腐るほど見てきた自分にとっては
これも、お腹一杯なのである。
生ぬるいベタなカッコ良さを捨てもっと極端に極道の世界を描けば興味が
でたかもしれないが、中途半端なヤンキー、チンピラのお嬢さんを見ていたら
早く警察で保護してもらって、更生した方がいいのではないか?という
お節介的老婆心が自然と湧き上がってしまう。
リアルマフィアとヤンキーの間には恐らく越えられない壁があり、
若さ故の過ちでタトゥー彫っちゃう軽いノリ、それでヤンキー街道驀進中。
ラグーン商会の諸先輩は、この子の将来それでいいとお考え?なのだろうか、、、
結論、本作を見てそんな風なことしか考えられずにいる自分は多分負け組みで・・・
いかにベタでもそれを敢えて描く自由奔放さが、本作の本当の魅力なのかもしれない。。。
{/netabare}