tao_hiro さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
比べちゃってごめんね
すごく気になるラストです。
2期がなければ泣いちゃいそうです。
るるもちゃん、無口・無表情キャラです。
冷静沈着にドジります。とっても可愛い
キャラでとても気に入りました。
ところが・・・1話目を観たとき、この作品「そらのおとしもの」に設定が似ているな~と思ってしまったのが、運のつきでした。
なにかと「そらのおとしもの」と比較して観るようになってしまったのです。だから悪いところばかり気になってしまいました。
ストーリーは全話1話完結で、起承転結ハッキリしていて面白い事は面白いのですが、よく言えば安定感がある、悪く言えば平凡で先が読めるものでした。
作品を通したストーリーやテーマが感じられなかったのも残念でした。「魔法のチケット」という最重要アイテムがほとんど活かされていません。
るるもちゃん以外のキャラの印象も薄いです。主人公のスケベ男子具合と人間性の良さがいまいち表現できていなかったと思います。
主人公を取り巻く人々(友人たち)もいまいちキャラが立ってなくて、存在感が薄いです。婦警さんなんてサービス以外に登場の必然性が全く感じられません。
るるもちゃんの友達のハルリリちゃんも大した活躍もせず1話で帰っちゃいます。
ただし、主人公のお母さんだけは異常にキャラ立ちしてました(笑)
また、るるもちゃんの使い魔の黒猫のチロはよかったです。「C.Cさくら」のケロちゃんそっくりな関西弁で笑わせてくれます。ときどき褐色少女に変身してサービスもしてくれます。
・・・なにかと不平不満を言いながらでも最後まで完走できたのはるるもちゃんの存在と魔法のチケットのおかげでしょう。
OPの最後に満面の笑みをたたえたるるもちゃんのカットと、その後るるもちゃんが大勢に囲まれるシーンがあります。
るるもちゃんは折に触れ、「私は浮かれている」とか、「自戒しなければならない」とか言っていましたが、無口で無表情なので、ピンときませんでした。
でも、たぶん、地上界でのるるもちゃんの心の中はこのOPのようなものだったんじゃないかと思います。
魔法チケットというアイデアはとてもよかったと思います。
昔、何かの小説か漫画かアニメかで、「命が大切なのではない!その限られた命を使って何を成すかが大事だ!」っていうセリフがありました。
命そのものである魔法チケットは、このセリフを具現化したように思えます。666回分使ってしまえば死んでしまうチケット。私ならどう使うか考えさせられました。
るるもちゃんの修行の事を考えなければ、80歳まで生きようと思えば、約1ヶ月半に一度のペースで命=魔法を使えばよい事になります。もちろん願いが大きければ複数枚使うことになるのでコンスタントにとはいかないかもしれませんが、割と歩の良い契約に思えます。
小心者の私の性格からすると、たぶんずっとため込んじゃうと思います。でも、もしも家族に何かがあったらためらわらずに使うと思います。
では、見も知らずの他人が、例えば交通事故などにあいそうな場面でつかえるでしょうか?・・・何度も思索しましたが結論は「その場にならないとわからない」でした。
・・・はっ!、思いのほか長文になってしまった!なんやかんや言ってもお気に入りの作品だったようです(笑)