みのるし さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世の中のモノづくりに携わる中小零細企業で働く人々への応援歌
もうね、これサイコウですよ!
アニメーションの制作にかかわる裏話・暴露話とゆう切り口で描いてはいますが、ボクにはどうみても世の中のモノづくりに携わる中小零細企業で働く人々への応援歌としか見てとれませんわ。
アニメーションの制作現場がじつはどうなっているのかとかは全くわかりませんし、ハナシの中にはギョーカイ人にしかわからないスラングもいっぱいでてきてなんのこっちゃわからんところもままあります。
そんなもんわからんでもええんですよ。
ボクはホントのことを描くんだから必然的にそうなるってことだと思ってますよ。モノづくりってのはそおゆうもんやと思いますもん。
たとえばお医者はんのハナシ描くんならちゃんとお医者はんが働いてる現場をしっかり取材して機材器具もホンモノそろえて絵撮らなあかん思うし、刑事もんやるんやったら同じようにせんなあかん思います。
その際に専門用語ががんがん飛び交ってもその意味をいちいち見てる側は追っかける必要なんかおまへん。ただ、そこに漂うホント感がより説得力ある魅力的な作品になるのやと思っています。
モノづくりの仕事で一番大切なもんは、ボクは市場調査の結果や価格やニーズではなく(もちろんそれも大事ですが)、魂と情熱だと思っています。
製品を作って世にリリースすることは、コレ作ったら儲かんで!と思う前に世の中の人が幸せになるために命を吹き込むんだ!とゆう意思が必ず必要となるはずで、またそうでなければあかん思うてます。
・・・・・・スイマセン。
たいしたことやってるわけやあらへんのにめっさえらそうなことゆうてますね。。。。
でもですよ。
この作品にはそれがあります。(いやあると思う。)
ボクはこの2話の{netabare} 『あるぴんはいるんだよ!』って監督がゆうたら、まぼろしのようにそのキャラがふわ~っ現れて監督にお礼みたいなん{/netabare}するシーンでめちゃくちゃ泣いてしまいました。
そうだよなぁ、いろいろややこしいこともあっていろんな奴がいるんだけども、目指すとこ願うこといっしょだよなぁ。と思わず膝を打ちました。
そんなわけでこの作品。一押しです。
中小零細企業のはたらくおじさんみなさん!
これ見て元気もらって、明日からまた一生懸命家族の為に働きましょう!