「暁のヨナ(TVアニメ動画)」

総合得点
74.9
感想・評価
899
棚に入れた
4780
ランキング
858
★★★★☆ 3.9 (899)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ネタバレ

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

結論は持ち越したが概ね満足。

中華風な世界で韓国風なキャラ名の日本の少女漫画原作・・・な作品。
元姫・ヨナと彼女を守る戦士たちのお話・・・でいいのだろうか?
国を取り返すのか、強く生きて行くのか・・・着地点がわからないのでとりあえず戦う中華ファンタジーと思っておきます。

2話まで視聴。
展開的には割と序盤から物語が動いてるので飽きない感じで観られています。
少女漫画原作ですが絵もまあ許容出来ます。
ただこの先、若くて強いイケメンたちが続々出てくるようで(2話後半)、この辺が女性向け作品だなあと思います。
渋いおっさんがいてもいいと思うんですけどねえ・・・

{netabare}話的にはヨナの誕生日に従兄のスウォンに父王を殺害され、国を追われる立場となってイケメンで強い(ここ重要!)側近と共に山に逃亡・・・で・・・
いきなり仲間いっぱいで、逃亡した時の弱さと比較出来ないほどの強さを見せたヨナが矢を射る場面で2話終了・・・
うん?
2話完結??
これから仲間集めて行く話じゃないのか?? {/netabare}

私怨ではなく政治的な観点もありそうな感じもあるので丁寧に作ってある話だといいなあ・・・


5話まで視聴。
{netabare}シリアスな場面でのギャグが場を和ませる為の気遣いだとしても、なんだかズレた感じがします。
会話のテンポも微妙なところがあります。
声優さんは頑張って演技されているのに絵に表情がなかったり・・・
もう少し表情を動かしてくれたらなあ・・・と思ったり。

話的にはつまらないとは思わないのですが、この辺の演出が個人的にはストレスを感じるレベルで合わないです・・・。

断念してもいいかな~?と思うのですが・・・
水の部族(多分)の族長が石田彰・・・。
こいつ活躍する場面あるのかなあ・・・あるなら観てもいいかなあ・・・
この人の出番があるかないかを見定めてから断念するかどうか考え中。

開始直後は大きく話が動いていたのにここ数話は緩慢でそれほど進んでないのもマイナス点。
2クールらしいので丁寧なのはいいのですが、ハクとヨナの絆(気づいていないけど愛?)は序盤で長々とひけらかすものではないと思うのですが・・・。
そこら辺が姫を命がけで守るナイト・ハクかっこいい!的な女子目線なのかなあと・・・

もしかしたら終わってからまとめて観た方が面白い作品かもしれませんね。
5話後半で姫が守られる事から脱して、変わろうとしていたのでその辺も含めて様子見で。{/netabare}


17話まで視聴。
17話はやっと3人目の四龍の登場回。
2クールかけて仲間全部集めました、で終わってしまうのだろうか。。

{netabare} {netabare}お話的には王道でいくらかご都合主義な面も見られます。
ヨナ姫は神託に従い仲間を集める旅をする、四龍は流れる龍の血によりヨナを主と認めて仲間となる。
ここにヨナをはじめとする個の意思はなく、全て運命のような見えない力で動かされている。
勿論、四龍たちが直接ヨナの人柄に触れる事で認めた面もあるけれど「何をするからついて来て」ではなく、ただ「貴女に従います」なところに多少の雑さを感じます。
「何をするにも貴女が正しい」ではなく、出来れば「その目的の為に貴女を支援します」の方が良かった気がするけど・・・
やはり盲目的になってしまうほど緋龍王の力が大きいと思うべきなのだろうか。{/netabare}

15話、16話
スウォン陛下と地の部族の長グンテ将軍の話。
{netabare}旅を続けるヨナたちの話は一旦置いて、問題のスウォンに焦点を当てた回。
一見、尺稼ぎにも見えるが合間に挟む事でヨナ一行の旅続きに飽きさせないよう、また当面見えるところにいる敵としてスウォンやグンテの人柄を紹介するには丁度いい感じの2話だと思います。
この紹介(設定)が最後に生きてくるようだと面白いですね。
(無理矢理詰め込むか、2期予定なのかはわかりませんが普通にこのクールで消化出来る気はしません・・・)

しかし将軍の嫁は可愛いいなぁ・・・
ヨナにもあんな女性が傍にいてくれたらもっとヨナの女の子らしい可愛さが出るんじゃないかなあ・・・
男所帯でガサツにならないか心配ですよ。。
{/netabare}

2人の四龍・白と青
{netabare}どちらも龍の血を引く事で特別扱いされて来た少年です。
白龍キジャは大事に敬われ、青龍シンアは能力のせいで恐れ疎まれてきました。
仲間にする過程で個々の生い立ちや感情など丁寧に数話使って説明していくのは高評価します。
1つ1つがしっかりと描かれる事で旅立ちの感動を引き出せています。
(そして尺が足りなくなる恐れが膨大しています・・・)
最後にどう締めるのか今でもまだわからないのですが、現状では新たな仲間との出会い、仲間の生い立ちから旅立ち、そんなハートフルな雰囲気を楽しむ作品となっています。{/netabare}

最後にはスウォンとの対峙が控えているはずですがどうなるのやら。
スウォンに関わる政治的思惑はともかく、ストーリーとしては裏読みも必要なく単純明快にヨナ姫の成長と旅のお話として気軽に楽しめる作品だと思います。

・・・石田彰・・・1回出ただけでもう出ない気がしてきたぞ。。。。
思わぬところで石田発見、ラッキー♪と思うべきだろうか(笑){/netabare}


20話まで視聴。
話はそれほど進んでないけど色々あった回でした。

{netabare}まず一番の衝撃はユンの女装…ではなく、皆川さんの女声。
いや。女性なんですけどね(笑)
女性キャラより少年キャラの印象が強い方で、以前ラジオで聴いた地の喋りも女性としては低めだった記憶があるのですが、今回女装に合わせて素敵な女性声で。
やっぱり声優さんは凄いなあ…。

次にハク。
男子目線で観るとどうにも最近のハクはヨナに対しての気持ちを抑えきれずにどんどん気持ち悪い感じになっているように思うのですが、女子目線だとカッコいいのでしょうか…
言葉であれこれ言わずに黙っていてもピンチの時に助けてくれる頼れるヒーローの方がカッコいいと思うのですが。
戦闘では頼りになるカッコいいキャラですが最近特に暴走気味で若干引きます。

そしてヨナ。
潜入するのは良いとして、面接通過の自信はどこから…
ホントに可愛いんでしょうけど、自分で顔面接を通る事を「まあ大丈夫」と思ってるような子じゃないと思うんですが…
面接を落とされた子が普通に可愛い事を考えると…(モブの質をもう少し下げたら良かったのかな){/netabare}

はい。あと何話あるのか解りませんが四龍がもう一人いる事を考えると2期予定があるのかも…と思えてきました。
1期で全部集めて、もう1クールぐらいでスウォンとの対決…
じゃないと2クール使って販促作品になってしまうんですよね。勿体ない。
2話のラストは実は1期のラストにリンクしてる感じで終わるような…
丁寧に積み重ねて行っている作品だけに中途半端にはしないで欲しいです。


全24話視聴完了。
・・・思った通りに仲間集め終わって2話につながって終わる・・・
原作終わってないようなので仕方ないのかな。
それでも中途半端感はあまりなく、スウォンの事とか置いておけば締め方も悪くなかったと思います。

最大の盛り上がりは22話「歴史は夜作られる」
{netabare}多少の演出過剰感はありましたが、悪人を討つヨナの強い意志がこの作品の見せたかった事なんだろうなと思います。
何も出来ない姫様が持ち前の優しさと強くあろうとする気持ちで仲間の力を借りつつも真に強くなっていく。
強さ=敵を倒す力ではなく、何物にも屈しない気力、正義を貫こうとする意思、甘さを捨てて冷酷にもなれる、そんな心の強さ。
今まで弱さを見せていた分だけ終盤にきてからの成長が鮮明に描かれていて、素晴らしい見せ場となりました。{/netabare}

ギャグパートでの文字が残念。
ギャグ自体それほどツボらない上に少女漫画原作の作品に多く見られる(と思う)心の声や動きなどを表現した文字が鬱陶しく、もう少し減らしてくれたらなあと思いました。

話の内容は四龍を集める事。
{netabare}一人一人との出会いから心を許しあうまでの過程が丁寧に描かれています。
(あ・・・4人目は別で・・・)
特に3人目に当たるジェハは龍の血を嫌いながらもヨナ自身の強さと弱さに惹かれて同行を決めたので、血の力だけではないヨナのカリスマ性もあるんだろうな。{/netabare}

素直に観よう。
あれこれ穿った見方をしないでヨナの成長を楽しんで観てもらいたいです。
(文句多い僕が言うのもなんですけど)
イケメン率の高さとハク(の気持ち悪さ)さえ気にならなければ少女漫画原作ではありますが、男性でも楽しめると思います。

ヨナたちの戦いはこれから・・・で終わりますが気長に2期期待して待ってます。


余談:
{netabare}プッキューは一体なんなんだろう。
リスのようだが肉食うし・・・
とにかく可愛く、お茶目でギャグ要員としては最強でした。

・・・そして石田はやっぱり1度だけの出演だった。。
いや、きっと2期で・・・2期で大活躍・・・・・・
する訳ないよな・・・・うん。。{/netabare}


追記:スウォンについて
{netabare}イル陛下の争いを好まない優しさが各所で貧困や悪人を放置する結果となっているようで、彼は彼なりに考えて正義を全うしたいと思ったのだろうか。
世直しに犠牲は付き物で、国民のより良い生活の為に国を守り、隣国との取引を有利にする為に武器を取る事を厭わない思想。

結局は王となった彼もヨナの知る優しいスウォンなのだろう。
国民の為に成す行為は独裁ではなく、誠実な王であると思う。
手段が非道であったが・・・
(王に近しい血縁者であれば進言する事も可能だし、それとなく裏で汚れ仕事をこなす事も可能だろう。何故、王を殺害してまで自身が王になろうとしたのだろうか・・・それほどにも急がなければならないほどに国は腐っていたのだろうか)

ヨナの目指すものとスウォンの目指すものは同じように見える。
ヨナにとって彼は父の仇であるが、彼女は私怨で彼を制裁する子だろうか?
(一国の王殺害を大罪として裁くのなら別だが・・・)
大好きな父、大好きなスウォン。
きっと父の敵討ちの為の話ではないと思われるので、未完の原作がどのような結末を持って締められるのか、とても気になった。{/netabare}

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 299
サンキュー:

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