BlCCr53971 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
奇跡のお話。
シナリオはもともと面白かったのですが、誰かが救われれば他のすべてが失われてしまう目を瞑る展開にならなくてよかった。ヒロイン一人一人に、思わずドキッとするような場面があって、やはり面白かった。
音楽がとてつもなく素晴らしい。基本的に原作に忠実に作れば、原作で用いられた音楽そのまま使用すればいいんですが、例えば川澄舞のテーマ曲「少女の檻」という曲は、通常はストリングスに近い響きのもので、どちらかといえば壮大なイメージのある曲です。しかし、最後の魔物との決闘前では「Re-feel~Kanon・AIRピアノアレンジアルバム」Verの「少女の檻」が流れるのです。これがまたいい曲なんですよ。
個人的に、一番涙腺に触れたのは、真琴が弱っていくところ。何が素晴らしいかって、主人公相沢祐一の声優、杉田智一の演技。
なんか、いっつもおふざけなイメージがあったのですが(笑)。ホントに杉田??と思う程優しく、力強い演技でした。あの辺は、ずっと泣いてました。
どのキャラクターもクセはあるけれど魅力的。特に名雪が好きでした。ホントは、名雪に行ってほしかったけど(泣)、エンドが一つだけな以上、あゆに行ったことについては文句ありませんよ。
原画も、うまいこと中和していて、さすが京アニ。終盤の構成や、展開の仕方はオリジナルなところも多かったと思いますが、さすが京アニ。どろり濃厚ピーチ味バスが走ってたり、Keyファンへのサービスもさすが。