うち. さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
結城友奈は勇者である。
まさかバトル物になるとは思いませんでした。
早速、ちょっと気になる点がありました。
一:主人公達のペット的存在について
牛鬼、犬神という名前で気づく人も居ると思いますがそれぞれ人に危害を加える妖怪の類です。だから何だという話になるのですがつまりあの勇者パワーは一体何所から来ているのかという疑問に行き着くのです。敵の力かも知れませんが今は何とも言えません。
とにかく名前が不吉というか嫌な感じはしました。
ニ:車椅子の女子、東郷は何故三体持ちだったのか
多分、元勇者なんでしょう(投げやり)
まあ根拠としては交通事故にあって記憶が飛んだとか如何にも強そうな武器を持っていたり戦いなれしていたりと、色々疑惑があります。
中々面白そうなアニメです。
友奈が守りたいのは「世界」…つまりすべて。
東郷が守りたいのは「自分自信」
犬吠埼姉妹が守りたいものは「家族」
夏凛はまだ分かりませんが「大赦に尽くす」という自分の中の信条を守ることですかね。
私にとっての勇者(ヒーロー)というのはガメラとかゴジラとか仮面ライダークウガだったりするんですけどこのアニメはクウガに近いものを感じます。
近いというかまんまクウガの五代雄介の女性バージョンが友奈に見えるのです。
自分がどれだけ傷ついてもみんなの笑顔を守ろうとする雄介。みんながどんな苦境に立たされても挫けず世界を守ろうとする友奈…一話での変身シーンもクウガリスペクトですしまあ雄介をモデルにしているんでしょう。
私が観てきた少ない日本の勇者映画の多くは勇者というのは最後は何かを失うんですよ、ガメラは腕だったりゴジラは命だったりライダーシリーズも何かしら失う運命でした、もちろん最終的には何も失わない結末もあります。
気が滅入るアニメです、六話くらいからが本番です。
十話感想
真実というのは大体「そんなこと知りたくなかった」ということばかりですね。
好きな人にもう彼氏もしくは彼女が居たり、後輩が上司になったり、周りがどんどん結婚しているなか自分だけまだ独身という肩身が狭くなる…目を瞑りたくなる残酷な事実というのが真実だと言われています。
OPの歌詞には二重にも三重にも意味が隠されており、私はやられました。ゆゆゆスタッフにやられました。
目に見えるものがすべてでは無かったと教えられたアニメですね
◯最終回まで観た感想
はっきり言って賛否が分かれるアニメです。
解釈次第でハッピーかバッドなのか判断が問われますし、意味深な演出があります。
しかしこれは解釈の幅が広すぎて人によっては「何だこれは、ふざけるな!」と思いたくなる最終回でもあるのです。
描写不足、掘り下げ不足なのは否めませんがこれも一つの完結の仕方だと思いますし私は好意的に解釈しているつもりですがやはり描写不足は否めません。
しかし過程は本当に素晴らしく全体的には名作、佳作の域だと思いますので色々な意味でオススメです。
追記するかも