mio♡美桜 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私も輝きたいですっ!
{netabare}と忘れかけていた何かを思い出させてくれた作品になりました。
休日を利用して1話から最終話、劇場版まで一気に完走。
仕事疲れもなんのその、逆に緒花ちゃん達に一杯元気貰いました。
家庭の事情(と云っても母親が彼氏と夜逃げ…)により
ひょんな事から祖母の経営する温泉旅館「喜翆荘」
で働くことになった主人公の松前緒花ちゃん。
(オハナってハワイ語で家族って意味みたい、素敵ですね)
良く言えば、前向きで世話好き。
悪く言えば、空気読めなくてお節介。
しかも鼻血をよく出します。
でも私はこの緒花ちゃんが大好きです。
小さな頃からの境遇にもめげず、前向きな緒花ちゃんが。
「私、輝きたいんですっ!」
この物語を象徴する緒花ちゃんのセリフです。
この言葉、まだ社会を知らない若者だからこそ言える
言葉では無いと思います。
女として輝きたい!男として輝きたい!1人の人間として輝きたい!
人には色んな輝きたいがあると思います。
その気持ちをいつまでも持ち続ける事で、自然と笑顔になり、周りを明るくする。
そんな明るい所には人が集まる。
辛い事や苦しい事も皆んなで乗り越られ、楽しい事、嬉しい事は皆んなで分かち合える。
私はこの作品からそんな事を感じました。
そんな事分かってる、当たり前じゃんって思われるかもしれないけれど、日々の生活に追われ、つい忘れがちな事でもあると思うんです。
この事を再認識させて頂いた事だけでも私はこの作品を見た価値があると思いました。
P.A.WORKSさんの作品は「花咲くいろは」が初めてなんですけど、作画が本当に綺麗なんです。
全編に渡って良いシーンがあるんですけれど、私は特に最終話のぼんぼり祭りの幻想的なシーン大好きです。
OPの「ハナノイロ」、「面影ワープ」ともに走り続ける緒花ちゃんにピッタリで大好きになりました。
OPアニメーションとのシンクロ率がハンパないです。
ボーカルのきみコさんの独特の声もとても気持ちが明るくなり素敵です。
声優陣も伊藤かな恵さん、豊崎愛生さん、戸松遥さん、能登麻美子さん、梶裕貴さん等好きな声優さんが出演されてて私的には、ちょっとムフフ…でした。
恥ずかしがり屋で面倒見が良く頑張り屋さんの「なこち」
不器用だけど真っ直ぐな気持ちの「みんち」
不思議と空気を和ませちょっと大人な「ゆいな」
その他の喜翆荘のみんなもそれぞれに一生懸命走ってます。
ただ、しっかり者で頑張り屋さんのなこちがCV:豊崎愛生ちゃんと知った時はけいおん!の唯ちゃんが頭をよぎり
ちょっと笑っちゃいました…この違い…w
ごめんね、唯ちゃん…^ ^
脚本もドラマ仕立てで最後まで飽きる事なく観れました。
どのお話も素敵で、どこが1番良いって言えないけど
やっぱり最終話が1番感動したかな。
みんなの色んな想いが交錯し、新しい目標に向かって走り出す。
緒花ちゃんがぼんぼり祭りの願い札に「四十万スイになりたい」って書いていたシーンは本当に感動しました。
誰も居なくなった喜翆荘を眺める女将さんには、本当に
私まで
「女将さん、今まで有難う御座いました」と言いたくなるくらいで涙が止まりませんでした。
やっぱり女将さん最強!上に立つ人は器が大っきいです!
この作品を送り出して頂いたP.A.WORKSさんにも感謝。
そして緒花ちゃんをはじめ喜翆荘の皆さん、ゆいなちゃん
こうちゃん(←やっと出てきた…^_^;)
みんな大好きです。
本当に元気と明日へのヤル気を貰える作品でした。
{/netabare}