Baal さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
未来日記・・・それは神が与えし選択。そしてお前が神になる。その時は巡る輪廻のその先へ・・・
えすのサカエによる漫画を原作とした作品です。
全26話、原作未読。
日記をつけていたところ、ある日突然未来のことが
書かれた日記があることに気づく。
そしてそれは壮絶な戦いのその先へ・・・
という感じの作品です。
まず、最初に思ったことはちょっとばかり
人が死にすぎじゃないということです。
一応生死を賭けたサバイバルゲームなので、そういうことに
なるのは仕方がないのですがあんまりにも易々と
死んでいくのでもう少し考えて欲しかったなと思います。
次に{netabare}未来日記のそのものについてですが
未来日記によって当事者たちはこの先起こる未来が
形態は様々であるが知らされ、そこから様々な
策を見出しながら戦い、その直前の行動を操作することで
その未来は変えられるというものでしたが
この未来を変えられるっていうのは時系列から言うと
現在の行動で変えられるということであるが
視点を変えてみると過去を操作しているということに
つながると思います。だからその先が変わるし
その変わり方も大きなものからほとんど変わらない
ものと様々になっています。
それは視点をこのようにつまり過去を改変したと
持っていくことによってこのように考えられると
思います。
少し話が飛ぶのですがこの物語の先つまり終わりでの
{netabare}この世界が二周目にあたり、そして三周目の
世界も存在することになっていますが、その世界が
干渉し合うことがないとなっていましたが
それはその世界が多次元空間に存在し
その世界は選択によって生じる世界があるということ
です。{/netabare}
ということが影響し、現在の行動操作による未来の改変
つまり時間軸をずらした過去の改変による
世界の収束と発散がもたらすものだとも考えられます。
未来の予知は神の力としてもそこから起きるゆらぎは
そうではないと思います。{/netabare}
とまあそんな感じです。
この作品はそんな神の力という非存在的要素から
生まれるゆらぎという存在的要素に繋げた
良い物語だったと思います。
それにOP、EDともに作品の雰囲気にあったいい
曲だと思います。
個人的点数評価 78.64点
余談
{netabare}
中学時代の宿題に辞書に載せたいオリジナルの
意味をつけた言葉を考えてくるというのが
あったのですが、私が選んだ言葉が『未来日記』
という言葉でした。その意味は小中学校の長期
休暇で出される宿題の一つに毎日日記をつける
ことというものがあって、毎日付けるのがだるかった
自分と姉はそのプリントをもらった初日に
長期休暇の出来事をすべて記してしまうという
ことをしていました。(もちろん想像したことだけ
ですが)そのことをその単語の意味として
投稿したというヘンテコな記憶がこの作品の
タイトルを見て思い出しただけというくだらない
話でした。
{/netabare}