「寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
1614
棚に入れた
7768
ランキング
488
★★★★☆ 3.8 (1614)
物語
4.1
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

animeneko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

名作マンガ、ついにアニメ化

(総評)
ほぼ原作通りのストーリでアニメ化。まあまあ成功だと思う。
アニメ化当初は、原作と違うキャラデザで印象が違っていたので違和感があったけど、なんとか見れるレベルの作画だった。
寄生獣ミギーの声も、当初女性だったから違和感あったけどなれるとなんとか聞けるかな。

声優の演技はミギーをはじめなにかヘタに感じた。アフレコ時の演技付ける人がヘタなんじゃないか?

その他、原作から意味不明の改変される部分もあって何の目的なのかわからん部分もあったけど、まあまあ、原作準拠かなあ。重要なセリフもはぶかれる時もあったようだけどなんとかストーリーがとれる程度には原作が生き残っていた。

原作にそった作りにした分、アニメオリジナル部分は少なく、原作マンガをそのままアニメにした感が強いか。女性のキャラデザが現代風とか音楽がついたとか変わった所はあるけど。

そういうわけでまあまあのデキじゃなかろうか?原作のストーリーが感動的だったりしたので加点、ミギーのキャラで加点。

(以下過去感想)
名作マンガがついにアニメ化。全24話。

大人気マンガだったのになぜ、アニメ化されなかったのか?ハリウッドにアニメ化や映画化権を買われてしまったためにできなかったとのこと。ハリウッド側は似たような映画を作られてヒットされると困ると考えた、ために映像化権利を買ったまま枯らしていたものが、権利が切れたためにここで映像化ができるようになったのだ。ハリウッドでは寄生獣のライバルとしてターミネーター2などを考えていたのだ。

第一話と第二話を視聴。
よく言われるが、ミギーの声。ワシのイメージも無機質な男の声なんだよね。平野綾さんの声はヘタではないが、押し殺してもカワイクてミギーに合わないと思う。しかし、このカワイイ声がクセモノ。どうやらスタッフの計算はミギーをカワイク見て欲しいようだ。だから平野綾の声は計算なんだろう。

キャラデザは原作から変わって残念だけど、まあワシは許容範囲か。
シンイチのメガネも原作ではメガネかけてないのに、かけているのはスタッフの計算だろうね。シンイチが草食系から強くなっていくにしたがって変わるんだろう。

首を食べるところとか、規制で隠したりしないのだな。今の所、規制で画面を隠すとかしない方針みたいだ。普通は首がぶっとぶ所とかは隠すことが多いような。

ストーリーは2話まではほぼ、原作を忠実にアニメ化しているかな。このようすなら大きく原作から外れるということはなさそうだ。
絵コンテとか割合見やすく作ってあって話はわかりやすいと思う。
映像とか物の動きはそれなりにしっかり作っている方かな。テレビアニメとしては動いているよね。ミギーとか動きが多いけど、気持ち悪さとか表現できているかなあ。

原作とは一部、味わいが変わる所とかありそうだけど、それなりにアニメ化できそう。事前にはどうなるかと心配したが、これならおもしろいかもね。
アニメオリジナル部分がどうなるかを期待したい。

第三話{netabare}
田村玲子が学校にやってきて、寄生獣Aと会ってしまい、Aが学校を襲ってきてシンイチがAを迎え撃つ所まで。

ワシの見たところアニメ化のスタッフはヒットさせたいということで、原作から必要な改変を行っている。
ミギーの声優:カワイイミギーのイメージにするためあえて女性の声
キャラデザイン:アニメータが書きやすいように、かつポップな雰囲気を作るためか改変
音楽:軽めの音楽かな。オーケストラよりはロック?
脚本:ほぼ原作通り、時代の流れに合わせて小道具等など変えているだけ
演出:絵柄に合わせてポップに軽く
映像規制:グロ映像の規制、画面のカット等はできるだけ入れない。入れるぐらいなら映像改変か映さない。画面の見苦しいカットはやらない

なので、原作の持つ重い雰囲気よりはポップで都会的な明るい、ホラーアニメを目指している。原作の持つ魅力は脚本で実現できると読んでいるようだ。キャラデザイン変更で原作ファンを半分失っても、新しいアニメファンを多数獲得できれば総合的にアニメ化で成功できるという制作方針か。

3話まで見たところ、絵柄は変わっているけどお話としては破綻なく見れるし、アニメ化としては成功じゃないか。このままならおもしろいアニメになるんじゃないかな。 {/netabare}

第四話
{netabare}
シンイチがAを撃退。Aは田宮涼子に始末される。田宮涼子は妊娠の事実が学校にバレ、注目を集めるのを嫌い、教師を辞めることにする。シンイチの両親は旅行に行こうと計画するが、当初反対していたシンイチが賛成したことで不信を持たれる。シンイチの母親はシンイチを身を挺してかばったりしてシンイチ思いである。
田宮涼子の母親は涼子がすり替わっていることに気付いたために始末される。

細かい演出のアラや声のアフレコでの演出の不徹底がみえるなあ。細かい人間の驚きの表現や、寄生獣の演出などあっさりしすぎていて、あれ?とか思う所があるな。原作では重要な演出部分も簡単化されてたりして残念。ほぼ脚本は原作通りなんだが、演出や絵コンテ的に残念か。また、ストーリー的に不足している部分をアニメオリジナルで補うって少ない。 {/netabare}

第五話
{netabare}
シンイチと寄生獣をかすかに感じる事のできる少女・カナとの出会い。そしてシンイチの母死亡、寄生獣に体を乗っ取られてシンイチを襲うまで。

カナや不良たちとのエピソードは原作と同じだけどなんか浮いてる。特にカナは不良たちの仲間にとても見えない。ここはアニメオリジナルで別の出会いエピソードを作って欲しかったが、このスタッフでは無理か。
母親が自宅に帰ってくるくだりまではちょっと急ぎ足だったが、母寄生獣のとの対面シーンはこわかったね。しっかりつくってる。 {/netabare}

第六話
{netabare} 心臓を貫かれたシンイチをミギーが治療。なんとか一命をとりとめる。復活したシンイチはやつれて野性味が出る。メガネも外している。視力が向上した?
お母さんの体を乗っ取った寄生獣への殺意でいっぱいになったシンイチ、お父さんを守るために病院へ駆けつける。ミギーとのやりとりは良い。ミギーには一日4時間の睡眠という他の寄生獣にはない弱点ができてしまった。
そして、他の寄生獣をみつけた。
原作のカット部分もなんとか許容範囲、コンテや音楽もなんとか見れるかな。おもしろくなってきたね。 {/netabare}

第七話
{netabare}アゴに寄生された宇田さんと出会い、お母さんの寄生獣と戦い、実家に変えるまで。
シンイチの顔が原作に近くなった!宇田さんのキャラデザも原作に近い!
スタッフがなんとか原作通りにやろうとしているのがわかる。
アニメ化でどこ工夫しているのか?というツッコミはあるものの、ストーリーはホント今のところ忠実に再現。 {/netabare}

第八話&第九話
{netabare}2つ同日放送。島田が学校に来て、正体がバレるまで。
シンイチは、旅から帰ってきてから変わってしまった。
演出とか原作テイストを活かしながらうまくアニメ化しているかな。
お話がおもしろいだけに、ドキドキするよね {/netabare}

第十話
{netabare}島田が学校で大量殺戮して、シンイチとミギーが協力して倒す。
政府は秘密裏に寄生獣への対策を進める。
シンイチが大量殺人現場で動揺して立ち直ったり、サトミを助けたりとかっこよかった。ミギーは世間のことはどうでもいいとか、キャラの立場とかよく描けていたかな
{/netabare}

第十一話{netabare}
カナ、シンイチの白馬の王子様の夢シーンでもう、胸ドキドキw
カナ、シンイチを感じる能力の危険性に気づいていない。
カナとサトミの対話で修羅場になるかと思ったがサトミはあくまで古いシンイチが好きなんだよね。カナは新しい野性味のある方のシンイチが好きと。
そして、ついに、最強寄生獣、ゴトウが登場。ゴトウのキャラデザがおじさんになっててかっこ悪かった。
市長候補の演説に多数の寄生獣がいることが判明。危険!そこへカナが現れた {/netabare}

第十二話
{netabare} カナはシンイチに惹かれている理由についてわかっていない。シンイチを感じ取れるのも寄生獣を感じる能力のためとは思いたくない。シンイチはなんとかカナを守ろうとするが、寄生獣により犠牲になる。はかないカナの恋だった。シンイチはカナを守り切ることができず、涙を流すこともできない。シンイチの苦悩は自分は人間であるのか、どうか。人間らしく生きられているか?というところかな。
{/netabare}

第十三話
{netabare} 田村玲子はついに子どもを出産、なんと育てていた。寄生獣なのに。そして、探偵を使ってシンイチを監視する。
そして、ついにシンイチとミギーの秘密を探偵に目撃されてしまう!探偵を殺すことをなんとか止めたシンイチだったが、秘密がバレと困るのはシンイチのはずだ。
サトミに自身のヒミツを告白しようとしてミギーが脅すシーンは、一級のサスペンスだなあ。このサトミに秘密を告白したくてもできないもどかしさがなんともいえない寄生獣のストーリーのポイントだね
{/netabare}

第十四話
{netabare} シンイチ、唯一の理解者であり友人であるウダとともに、探偵に会い、説得を試みる。
田村玲子、シンイチに面会を求める。なんと大学で。そして「利己的な遺伝子」の講義を子供つれで受ける。レイコはシンイチに説明しようとする。寄生獣と人間の新しい関係性について。しかし、シンイチは、寄生獣とはどうしても相容れない

感情を持たないはずの寄生獣のレイコが感情に目覚め笑い出すシーンはなんともいえない不思議な味わいがある。そして、人間を食べるはずの寄生獣が人間の赤ん坊を育てているサスペンスもまたなんともいえないね
{/netabare}

第十五話
{netabare} あの探偵、まだシンイチや寄生獣をさぐっていた。しかし犠牲者や寄生獣の戦いをみて怖気づいてしまった。とても戦えないと逃げ出した。
シンイチ、寄生獣に襲われる人間を助けようとして寄生獣を倒す。しかし、そこは「シラカワ」のなわばり、つまりシンイチは寄生獣のネットワークに狙われることになってしまった。
シンイチは寄生獣を一匹ずつ倒していけばいいと思っていたら、三匹まとめて襲ってきた。しかも、ミギーは4時刊の睡眠に入ってしまった。
なんとか四時間の間逃げ続けたシンイチ、しかし寄生獣に追いつかれてしまった。三匹は同じ人間のボディに寄生していた。
{/netabare}

第十六話
{netabare} あの探偵、寄生獣達に狙われていた。事務所を破壊され、本人も狙われるが、家族が殺されてしまう。
一方、三匹1体の「ミキ」と対決したシンイチ、森に誘い込みなんとか首を切り落とすも、なんとミキは再生、首が入れ替わって再生した!そして三匹ではなく五匹がひとつの肉体に潜んでいることが判明したのだった。
シンイチ、なんとか逃亡に成功するものの、生きた心地がしない。父親に逃げろというメッセージを伝えるので精一杯か。
警察に事情聴取されていた探偵、逃げ出して田村玲子に復讐しようとする。

寄生獣とシンイチの戦いには迫力があったね。息詰まるような戦闘だった。細かい所までよく原作の味が出ていた。
{/netabare}

第十七話
{netabare} 田村玲子と寄生獣三匹との戦闘。田村玲子なんと二体に分かれて戦い敵を倒す。強いね。
しかし、田村が帰宅すると、赤ん坊が探偵に連れ去られていた。
そして、田村はシンイチに連絡する「渡したいものがある」
どうやら赤ん坊をシンイチに託したいのか?
そして、探偵との待ち合わせの公園で、田村は赤ん坊を守るために探偵を殺すのだった。田村玲子の真意はどこにあるのか?
{/netabare}

第十八話
{netabare} 田村玲子、シンイチへのメッセージのために危険を犯す。刑事たちに銃撃されながらも、赤ん坊をシンイチに手渡す。普通の寄生獣だったらありえない行動にシンイチはどまどう。命をかけてまで寄生獣・田村玲子は何を伝えたかったのか?赤ん坊を受け取ったシンイチはついに涙を流す。
玲子は「人間と我々はひとつ」といっていたがシンイチは理解できたのか。
そして、警察に取り調べを受けたシンイチは自らの秘密を守るべく必死になる。しかし、連続殺人犯の男と面会させられてバレそうになる?

このアニメ版では時間経過が原作が2年の所を数ヶ月に短縮されているのか?その結果田村玲子の赤ん坊は数ヶ月で生まれたことになってしまった。また時期が冬ということで雪を降らしたが、これって寒いだけで必要ない演出のような。

絵コンテがヘタでわかりにくいカットがあったりする。またアフレコで声優への演技指導がヘタなため、生の声優の演技力がそのままに頼った演技になってしまっている。効果音も少し変な所があるし、原作の重要なセリフをいくつかカットしているなあ。まあ、全体的に雑な所があちこち。それでもまあまあ、ぐらいの作りかなあ
{/netabare}

第十九話
{netabare}
連続殺人犯のウラカミと面会させられて、寄生獣かどうかチェックされるシンイチ。なんとか切り抜けるが、警察には目をつけられてしまう。
そして政府は、寄生獣を駆逐するための作戦を展開する。殺人犯ウラカミとシンイチは協力させられる。
まずは市役所に巣食う寄生獣達を処分する作戦が展開していく。

緊張するストーリーになってきた。しかし、警察がどうしていきなり市役所を疑ったのか、その経緯が描かれてないような?
{/netabare} 

第二十話
{netabare} ついに始まった市役所での「寄生獣の駆除」。
順次、駆除されていく寄生獣達。
人間と寄生獣の区別がつかず巻き添えで人間も撃ってしまう。
市長のシロカワはなぜか逃げようとしない。そして最強のゴトウも人間たちの戦い方を見極めようとする。
殺人犯のウラカミはキチンと寄生獣が判別できるようだ。
外から様子がわかるシンイチは何もできないままだ。

緊張する戦闘。グロい殺し合いだ。
{/netabare}

第二十一話
{netabare} 人間側の圧勝かと思われた寄生獣の駆除、ゴトウが迫力の戦闘で人間たちをなぎ倒して、殺戮ショーを展開。自分にとっては戦闘こそ生きがいであると気づく。
そして連続殺人犯ウラカミは混乱に乗じて逃走。
シンイチはゴトウに襲われて始末される恐怖に怯えることになる。
恐怖に耐え切れず、シンイチはサトミにすがりつく。そして遂にベットインである。うまいこといってしまったな
{/netabare}

投稿 : 2015/03/28
閲覧 : 338
サンキュー:

14

寄生獣 セイの格率のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
寄生獣 セイの格率のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

animenekoが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ