カントムハイヴ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
神か死神あるいは人間か
この物語はあくまで現実世界を舞台にしています。
そこに非現実的要素を1つだけ加えることで
より現実的なファンタジーを創ることに成功しています。
その為
「自分だったらこうしよう」
「自分だったらこうはしない」
という具合に誰でも簡単に物語に入る事が出来ます。
(ただし主役級の登場人物に感情移入する事は難しい)
そこで登場する天才主人公。夜神月。
どちらかと言えば非現実的な天才ですが…
この主人公かなりぶっ飛んだ思考の持ち主で
彼の発言や行動は予測出来ない程、常軌を逸しており
終始驚かせられ、時には呆れさせられもしますが
毎回目が離せなくなるくらい惹きつけられます。
そんな主人公と双璧をなす好敵手。通称L。
彼は主人公を凌駕する程の頭脳の持ち主であり
一般的に言うと変人にあたります。
それに加えて奇策や秘策の名手でもあり
物語上は好敵手という立ち位置ですが
主人公以上に魅力を感じるキャラクターです。
そんな2人に非現実的要素を加えて織り成す空前絶後の頭脳戦。
この物語が面白くならない訳がありません。
この物語が面白くならない訳がありません。
加えて物語の熱さに相乗効果をもたらす音楽と演出。
ノートに字を書く、ポテチを食う、椅子から落ちる。
すべてこの胸を熱くさせます。
最後に
この物語は人の死を扱った作品であり
作中、人の死を軽く扱うような表現があります。
誰でも簡単に物語に入れる作品であるからこそ
フィクションはフィクションとして
私達視聴者はモラルを持って視聴する必要があります。