退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
主人公の成長が著しい!
三部作の完。二作目と三作目を一緒にレビュー記入しておきます。
2:燃焼
一作目より色合いや世界が広まった感じで、置かれた状況の擦り合わせと、目的意識の確認の回。
この世界についての説明台詞が膨大になったわりに(なったから?)、私には一作目よりわかりづからったです。一作目は、会話がシンプルに心に響いた。
前半は科学技術を司る閉ざされた楽園に入り、傷ついた相棒ウフコックの養生と、主人公バロットは特殊な電脳イルカの介添えを得て情報捜査を行う。電脳の海を実際の海と重ねてダイブするところは、「RD電脳調査室」みたいですね。楽園の描写が美しいけど、下界の高層ビルディングの退廃さといい極端で人間味ないですね。
後半は、手がかりである記憶チップはカジノに隠されているということで、カジノに侵入。感覚を駆使して賭け事に挑む。
私、コレがわからないんだ〜。
賭け事のルールを覚えようという方向に脳みそが全く、うんともすんとも働かないんです。(だから、しない。)賭け事漫画やアニメの面白さもわからない。
なぜか小中学生の外国ボードゲームに混ざらされて、「おばさん負かそーぜ」と口裏合わせようとしてた男子はビリに負かしましたけども。そんな程度ー( ̄▽ ̄)
3:排気
いやー、主人公バロットの成長が著しかったです。
一作目の頃は、心身ともに支えてくれる優しいウフコックさえいてくれればきっと彼女は生きられる…と思えて。
本当は、ウフコック無しでも立てる力が理想だけども、そこまで期待するのはこの世界観では酷じゃないだろうか、勘弁してあげて、と侮っていました。
それがどうでしょう。
復讐が単に相手の殺害や逮捕で終わらない場合の対処に身を投じ、心を閉ざしている訳でもなく、怒りや悲しみは表に出すようになって。人形のように抱かれていた頃とは全く違う。
そして、ラスト。
本当に強くなったねぇT_T。
最後まで強敵だった敵の弁護人も、求めていたとりとめのないものが切なかったです。
一作目からこだましていた「なんで、私なの?」の応えも示されていました。
カジノにてディーラーと対峙した時の教訓話も印象的でした。
「そこに脱出レバーがあったことを知って助かった、レバーがあると教えてくれる者がいて助かった、君が生き残っているというのはそういう事だ。」あれ?言葉だけ抜き取るとイマイチ?( ̄◇ ̄;)
しかし人情味ありながらマッドな研究しまくりな味方ドクターは頭どうなってんだ…。若い頃は無茶やったから今は人に尽くす夜回りドクターさんなのか?