タック二階堂 さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
技術は手段であって目的ではない。
普段は人が入り込まないような、深い、深い森の奥。
その森に囲まれた山の頂にある廃墟と化した城を根城にしているのが
マッティス山賊だ。頭のマッティスと仲間たちは谷間を通りかかる
商人たちを襲っては生計を立てていた。
雷鳴がとどろき、鳥女が叫ぶ嵐の夜、激しい雷が落ちて城が真っ二つに
なってしまう。そんな大変な夜に、マッティスに一人娘が生まれた。
名前はローニャ。山賊の娘ローニャ。
(中略)
これは一人の少女の成長をとおして描く、家族の物語。(公式サイトより)
というお話。
かの宮﨑駿大先生のご子息・宮崎吾朗さんが監督を務める
全編フル3DCGのアニメとして大きな注目を集める作品。
いちおう制作はポリゴン・ピクチュアズという会社で、
制作協力がスタジオジブリという形です。
初回は1、2話を放送。
ストーリー自体はもったりもったりと進むので、2話分やらないと
なんだかもう……って感じ。
それより気になったのは、これは懸念されていたことですが、
3DCGにしたことによる表情の乏しさと、会話とかそういう間が
微妙に違和感があることです。
逆に、馬が疾駆する様子などさすが、と思わせるのですが、
なんというか「3DCGすげえだろ、こんなことも出来るんだぜ」と
言わんばかりのシーンが目に付き、物語の進行を妨げている印象を
受けました。
技術というのは、作品を創り出す上での手段であって、それを見せる
ことを目的にしては本末転倒だと思いました。
ま、もう少し様子見ですね。