カントムハイヴ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
希望の実現それは絶望の現実
なんというか
非現実的ではあるが因果関係のしっかりした世界観や
登場人物の少女であるがゆえの未熟さ
極めつけは巧みな物語展開に
終始心を揺さぶられました。
全て製作者の「計算通り」なんでしょうね。
特筆すべきは設定の巧みさで
例えば魔法少女は変身するにあたり前提条件に意味と理由をもたせました。
なぜ魔法少女は戦い、また戦うためになぜ変身するのか。
そして核心に迫った彼女達の苦悩の末辿り着いた選択と衝撃の末路。
これにはかなり驚かされました。
お気に入りのキュウべぇ語録
以下抜粋
{netabare}
「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ」
「僕は君たちの願いごとをなんでもひとつ叶えてあげる。なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
「どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる。やがてそこから災厄が生じるのは当然の摂理だ。そんな当たり前の結末を裏切りだと言うなら、そもそも願い事なんてすること自体が間違いなのさ」
「認識の相違から生じた判断ミスを後悔する時、何故か人間は他者を憎悪するんだよね」
{/netabare}
救いようねーな