GMVDY17867 さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やっぱProduction I.Gの方が…
一話見ました。一期から引き続いての視聴です。
人物が話をするとき口の動きに合わせて顔全体が微妙に動いているシーンがあり、これIGの仕事か?と思ったらタツノコでした。
調べたら新装版の最後に告知で分かってたんですね…。
そう思って見るからか知らないですが、犯人がコートを広げるシーンの描写など、前作ではあり得ない動きの荒さが目立ち、ストーリーはいいのにのめり込めませんでした。
アニメーション会社が変わったからなのかどうかわかりませんがちょっと拍子抜けでした。しょうがないのであまり気にせず観ようと思います。
4話まで視聴
面白いは面白いが…
4話は明らかに展開がくもどかしさを感じた。
また狡噛がいなくなって霜月が入ったことが痛い。
前作は狡噛と槙島という賢い者同士の攻防が痛快であったが、今回は常守が頑張っているものの狡噛には及ばず前回あったような犯人との駆け引きが見られない。(まだ序盤ではあるが)
今後東金がどう関わっていくかと霜月がどう変わっていくかが面白さの鍵となると思われる。
前作を超えるのは難しそうなのでせめて同程度は維持して欲しい。
5話
ようやく面白くなってきた
東金の怪しさが出てきて面白くなってきた。今のところ雑賀以外では唯一の味方と言っていいので、最終的に裏切る展開はみたくない。
この回を観てこの作品の面白さは作画ではなく脚本にあることを感じることができた。今後は多少作画にアラがあっても気にせずに見られるかな。
最終話まで視て
やはり前作に比べると盛り上がりに欠けた。その要因として
①続編としての難しさ
②脚本
③プロダクション
が上げられる
①続編としての難しさ
前作はシュビラシステムという一見ありきたりであるがその設定の緻密さから今までにはない斬新な世界観として視聴者を引き込み、その中で生きる人々のドラマをリアリティーを持って描いていた。
続編ではそういったシステムの目新しさはなくなってしまったため、違った展開を作らなくてはいけないという難しさがあったと思う。前回は免罪体質者という異物を設定して(これもありきたりな設定ではあったが)システムの欠点を指摘していたが、今回の多胎手術により認識すらされない人物という設定は無理があったと思う。それで認識がされないというのが違和感があったし、なぜシステムに反旗を翻したのかイマイチ理解できなかった。
②脚本
①と重複するところもあるが、まず魅力のあるキャラが朱音と雑賀くらいしかいなかった。宜野座は朱音の理解者ではあるがイマイチ中途半端でもっと朱音を信頼する設定にしてもよかったと思う。朱音が孤軍奮闘しており他の監視官や執行官に人間らしさが感じられなかった。前回は回りの執行官一人ひとりに共感する一面があり人間味が感じられたが、今回は時間がないためかそこまでの掘り下げがされていなかった。
東金が監視官の色相を曇らせるのが母親のためと言っていたが動機として弱く共感できるものではなかった。そのため東金も薄っぺらい頭のおかしなキャラに成り下がってしまい非常に残念だった。
最後にシュビラがカムイを受け入れた理由も違和感、ムリヤリ感がありそういったところが引き込まれなかった理由となるのだろうか。
③プロダクション
前回は特にアクションシーンなどので描写が緻密であることが際立っており、映像で引き込まれる面もあったが今回はそれがなかった。逆に動きのぎこちなさが目立つところが所々見受けられた。
以上決してレベルの低いアニメではなかったが前作が近年稀にみる完成度であったために期待しすぎたためか、凡庸な作品で終わってしまった印象であった。続編も同じクオリティーを保つのは並大抵のことではないと感じた。
劇場版に期待したいがものすごく面白かった場合、逆にこのサイコパス2は何だったのかと思ってしまいそうで複雑な気持ちである。