うち. さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
廃業寸前の遊園地を盛り返せ!
私はこういう京都アニメーションのアニメが観たかったので大満足です!
今までは充電期間だったんじゃないかというくらいのクオリティーでした。
今期で一番良いアニメ…かも知れない!
いや、それほど良い内容でも無いかも…最近の京アニというのは脚本の力が弱いのでやっぱり可愛さよりも内容重視で観ます。一話の掴みは良いかも?
しかしながら、キャラは結構良いとは思いました。
如何に潰れかけの遊園地を立て直すかが見所でしょうね。
京アニの水着は最高だぜ!
でも夢のフルメタ四期、観たかったなぁ…
四話で大体このアニメのノリが分かってきた感じです、基本的にカニエが活躍しますが時々キャストも頑張りますよという内容になりそうです。
12話が実質最終回だそうでです。
一部を除いて諸々の解決をしたので私が満足しています。
いすずと悪ガキ3人組の設定というか性質をちゃんと回収したのは感心しました、キャラの特性を生かし最後の集客をしたのは良い展開でドラマチックだったと思いました。
13話は観なくて良いです。
まとめ
◯いすずと姫は可愛かった
◯主人公は頑張った
◯エレメンタリオ回は要らなかった
◯遊園地を舞台のアニメというのは珍しく、どうなるかと思いましたが個人的に賛否両論でした。
現実世界に居ながらにして非現実的な存在と遊園地を切り盛りするというのは中々創意工夫が凝らされていたと思いました、非現実性を活かすアトラクションもあるので絵的に満足はしました。
甘ブリのキャストの働きを見ると、映画「MIB(メン・イン・ブラック)」で宇宙人が正体を隠し人間と混じって働いている…という感覚と似ていますが、甘ブリは MIBと似た性質なのにそれを活かせなかったのが残念です。というのも魔法の国出身のキャストがそれほどキテレツな格好でもないし、正体をそのまま隠さず働いているのとマスコット連中の姿形がデフォルトで可愛らしいのが衝撃の少なさに直結したのでしょう。
ていうか着ぐるみの下が世にも奇妙な存在でした…ということをやったらMIBのパクリとか言われそうですね。
日本のアニメだとまずやらないでしょうけど例えばいすずの中身は触手お化けが入っていた!とかやったら非難轟々ですしね、エレメンタリオの中身が実はおじさん達でしたとかネットで炎上しますよ。
結論は「もっと意外性を!」
甘ブリ最大の失敗はキャラの掘り下げ不足です。
例えばいすずのいすずの風呂好きはwikiによるといすずは河童の先祖(!?)の影響で風呂大好き設定があるんですが、その設定があるならそういう話をやろうよと思いました。
まあ掘り下げ出来ないのも分からなくもないです、尺的に「遊園地を盛り上げる」というテーマがありますからやはり第一優先でそこを表現しないと不味いですからね。
状況的に休日の話でキャラ掘り下げとかは状況的に無理でしたが、13話をPV作りではなく休日の話にすればキャラ掘り下げ出来たのかも?
ここまでダメだしされる甘ブリというアニメって何だったのだろうか…
ともあれ随所面白かった部分はあります、作画は流石京アニだなと思うアニメですので観てみてはいかがでしょうか。