「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(TVアニメ動画)」

総合得点
75.3
感想・評価
1031
棚に入れた
5144
ランキング
817
★★★★☆ 3.8 (1031)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「新しい世界には、あなたがいてくれなくちゃ」

<中間評>
作画は人体の重みとか全然無いし、昼ドラのような強引な展開にビックリなんですが、このズケズケとした絵空事がなんだか楽しいです。

ヤワなお姫様アンジュが、考えもしなかった辛い現実を受け入れ、掃き溜めだと思っていた場所に仲間を見つけてゆく。
相変わらずクールビューティですが、俯いた仲間に「死んではだめ、こっちからこの世界を壊してやろう」…戦う理由を「ここが好きだから」とまで確かに言えるようになってゆく。

女だらけ軍隊の中で不味いとか臭いとか独特の感覚描写に加え、爽やか青年タスクくんとのラッキースケベシーンがおかしくて、楽しいです。思わず笑っちゃう。



〈初見〉
90年代?て感じの王道ロボアニメ感ムンムンで始まりました。
特殊能力で均衡を保たれた平和な皇国、ヒロインらしき美しい皇女が無能力な市民を粛清!
「忘れて正しい子を産みなさい」という残酷なセリフを。
愕然としていたら、やはりそれで通るはずはなく。
急転直下の展開に。女囚ものになるのかっ?!



各話ダラダラ感想
11話まで
{netabare}
第2話
女だらけのドラゴン迎撃隊。修理も看護も運営もなにもかも女。上官のセクハラ、そして王女さまお高くとまってんじゃねーよ的絡みもあり。ゲスい、面白いわ〜。女だらけってのが、酷い展開でもファタジー色強まりますね。
{netabare}
簡素な部屋の窓の外に宮殿の暮らしが広がっているのではとボンヤリするアンジュ、山へ帰ろうとするハイジの如き。
でも身体能力には長けていて、媚びず気高さを失わないアンジュ。

元気なエロ上官のチッいいところで…は同意でした。

懐いてきたココちゃん。危ないなこれ、「ペンギンズ」のモートと同じタイプだよ!^^;キラキラしたおメメで痛い目あっちゃうやつだよ!!と思ってたら、やっぱり…。

現実認識能力の甘いお前が振りまいた夢が、 あいつを死に追いやったのだ、とか来週も虐められるんでしょうか。
捨てたプリン拾って食うくらいの這い上がりはあるんでしょうか。
施設充実してるのに食事まずいって、女運営なら無い気がするけど、アンジュがきっと相当美味しいものを口にしてきたのでしょう。 {/netabare}

皇国は皆が望むだけで全ては叶う世界だった、と語ったアンジュ。本当に?

第3話
アンジュ敵前逃亡のツケが周囲に…
えええーー
{netabare}エロ上官様までお逝きに……
まだ働き((を観))足りないーーー!!

逃避し続けて死にたいアンジュ。
仲間であるノーマを人間だとは認知できず
殺されることは叶わず
お前の国はもう存在しないと告げられ
ドラゴンの中に突っ込んでも本能が逃げる
「ちゃんと死ななきゃ、だめじゃない…」
何故かこの哀れな女が嫌いにはなれないな…

覚醒らしき力が、アンジュの指輪から出てきたの?そこはちょっと、スポ根で押し切って欲しい。魔法は無しで、自分の意地で貫いて欲しい。

ノーマがドラゴンを倒す事で、地上は平和なのだと言う。
あのエレクトリカルなドラゴンは、何をしにきているんだろう?
人間が便利に使っている例の力を取り戻しに、とか?

捨てたプリン拾った!食った!
「まずーい!」青汁か! {/netabare}

第4話
画鋲(笑)
{netabare}昭和の時代のイジメ臭だよ!
今や延々と送るSNSメッセの返事こないと無視とかある時代らしいんですが、こんなストレートなイジメって、ある意味懐かし面白いです。
それをものともしないアンジュも清々しいんだけど、ものともしてないんじゃなくて、(仲間を)まだ人ともしてない…。
犠牲者に詫びたのは、失敗を繰り返さないという後悔に過ぎないのかな。
もっと関わりが必要なんでしょうね。

赤いツインテの子がエロ上官様の夜の後継ぎに。{/netabare}


第5話
下着(笑)
{netabare}
機体に詰められてた下着のせいで故障、不時着。あいつめやりおった〜!の回想までなぜか下着姿(笑)
第一島民タスク君に助けられてアイランド。
アンジュがすごくウブでかわいい回でした。ラッキースケベが楽しすぎる。なぜに大開脚下半身集中。蛇、good job! d(^_^;)タスク君いい奴。

なんだかアンジュには、いい気分転換のバカンスになったみたい。

迷いドラゴンを打ち倒した後の、血に身をたぎらせよじらせる姿にドキッとしました。それを背後から見つめていたタスク君の曇った表情も…。
戦いの中で生きる業を思い出したのか、あそこが帰るべき場所だと受け入れたのか。
{/netabare}
次回予告、ももかが?!
今までの古き少女漫画的にいくなら、あの女中が故郷で成り上がってる展開かと思ってました。こっち来ちゃうか!どんどんエロコメディ入ってくる気配が⁉


6話
予告のお風呂で期待したけど、エロコメディじゃなかったですね。オカンがきちゃった的な。
{netabare}(´・Д・)」「アンタこれ好きやったやろ、ほれ、かぶらずし。持ってきたぜ〜。なんや部屋わやくになっとたけぇ、おかんキレーにしといたったわ。なぁん遠慮せんとき!なんのせ、せっまい部屋やなァ。アンタずいぶん痩せて、ちゃんと食べとるんか?水合わんのと違うか」
( *`ω´)「ほっとけや!余計な世話やって!ワシもう子供じゃねぇべ。あん頃とはちゃうし。なんでもできるし。金かてもっとるし。はよ帰れよ!」
的な、そんなモモカとアンジュの再会(違)

射撃訓練の時の取り敢えず揺れる女体胴体アップ×2とか、堂に入ってますね。 {/netabare}


7話
銭ゲバ(笑)、精神衛生魔法少女(笑)、どてら(笑)
{netabare}おもしろきことかなー面白いよ〜
私、アニメでキャットファイト観るの好きなんです。恋愛ものでも、女の子同士の掴み合いになると「そう!それだよ!男の子なんかどーでもいいじゃん!」て思うんですが、これドツボです。
ももかはやっぱりオカンですね。「アンタ腹だしとるけ冷えたんやわホレ着とき!着とき!」
休むとひゃくまん。∑(゚Д゚)ゼロじゃなくてマイナスなの〜
隊長がんばれ!今回隊長らしくてかっこよかった。{/netabare}


8話
ビキニで大○○!
笑い処がいろんな部分に散らばってましたね。
{netabare}

・冒頭のみんな真面目な中の、すっとんきょうなビビアンの声。

・みんな水着で年に一度のフェスタタイム。
「恥ずかしくないのか」と言われた隊長カァッ(胸が?)
「(察して)水着がだ」隊長ガーン、て。色々コンプレックスな人なのね。

・きぐるみペロリーナ。
ももか「アンジュリーゼ様!」←アンジュリーナって書いてました^^;すみません
アンジュ「その名で呼ぶな。今はペロリーナだ。」
ももか「ペロリーナさまぁ〜〜」

・いちゃついてる女子を蹴散らしてひと休みするペロリーナ。口調の落ち着きぶりが渋いッス。

・賞金レースの下品な種目の数々。

凸凹メンツで大脱走。
アンジュが積もったヒルダへの恨みを挙げ連ねて最後にペロリーナネタで「最後のなんだっ!?」ってツッコミ(笑)、声出して笑っちまったよ…

ママにもう一度会いたい一心で、どんなことでもやってきたヒルダ。(イジメは単にはけ口で、余計だとは思うけどね〜。)今回のEDはヒルダの立場で響きました。
また、ヒルダと会えるといいね。{/netabare}


9話 「裏切りの」ってタイトルについてましたから
{netabare}裏切られるのだろうとは思ってましたが

肉親まであんな極端な反応になるのか…
残された者には洗脳が行われるんですかね???
重犯罪人のような扱いですね。何の迷いも感じられないアレルギー反応みたいな激しさに、ちょっと異次元過ぎて戸惑う。
この思考パターンに染まらなかった、ももかってスゴイ。
そして、ここでのエンガチョな人でなし扱いに比べれば、アルゼナルのノーマ達のスパルタって和気あいあいとしてたな〜…なんて。{/netabare}

10話 はー、今回も濃かったです。
鬱展開から突破、ラッキースケベは3度笑う!

{netabare}
公共絞首刑の酷い群衆。いじめって拡大すればこういうことかな、つらいな…こんな世界嫌だなぁと思っていたら

タスク到着=大開脚きーーたーー*\(^o^)/*
このお約束で笑い、

後でアンジュがタスクを起こそうとしたら、(眼福が偲ばれる)ものっそい幸せそうな寝顔だったところで笑い、

「下もなんだね〜」のいけしゃーしゃーで笑い

あー、おかしいこの二人。


ヒルダ、生きてた。よかった。
死んではだめよ、って何のためらいもなく言えるアンジュは強くなったね。
何もかも、希望に足りないのなら、その基準ですら、あの世界から根付いた形の意識であるなら、希望すら不要にしよう。そんなものが無くたって、生きてやろう、ってことかな。

ノーマの世界しか知らずに生きてきた子達は、そんな幻想を知らないんだものね。知らない世界に帰りたがった彼女達を、裏切ったように感じてしまうのも無理はない。{/netabare}

11話 痛姫飛翔
{netabare}あれ?指輪返してもらってたんですね。
サンドイッチなアングルがドキドキでした。
サリアのコンプレックスが大爆発。ヨシヨシ、て撫でてやりたくなります。

冒頭の妹はアンジュを「あの人」呼ばわりしてたのに、自分に魔の手が迫ると「お姉様ァ〜!」って、こういうとこ極端かなぁ…。こういう三下造作について行けない人もいそう^^;時折、タワシコロッケとか出てきそうな展開ですから

ずっと出渋っていた(?) 乙姫様みたいな人がついに登場、
走馬灯みたいな映像化が…
クロスするアンジュの世界なんでしょうか。{/netabare} {/netabare}

13話から
{netabare}13話 展開が忙しく交差したので、エンブリヲ様何人居るの?って思いそうに。ノーマの少女達がたんたんと虐殺されていくのが辛かった。
歌はただの歌じゃないんですね。

14話 「アンジュとタスク」 だからラッキースケベのコメディがまた来たのかと期待しました。真面目にラブでしたね。いい雰囲気〜!
これは…このまま二人だけの世界で(島といい隔離空間に縁がありますね、この2人。)ご夫婦になられて産まれた子供が乙姫様で、時空を超えてノーマ達を助けに行く話になるのかな〜、とワクワクしていたら
予告でアンジュ、乙姫様に顔踏まれてる…?~_~;


15私 「本当の、もうひとつの地球」の歴史がつまびらかに

エネルギー問題を語るアニメだったんですね。
使い捨てられた地球の毒を身に引き受けて、人ならぬ姿になりながら地球を再生した彼ら。彼らをさらに再生エネルギーとして密かに活用させたのが、エンブリヲ…

タスク君、夢のなかでもアンジュの寝言に謝ってる^^; どこまで低姿勢
そして青年は性教育の診察台に架けられた!
こういうシチュは男性はまんざらでもないんでしょーか{/netabare}

17話〜{netabare}
いやーん、のビビアンが可愛かったです。ビビ母まであの露出衣装って、容赦無いなこのアニメデザイン。いい話に集中出来ない。

帰って来たらばエンブリヲ祭り
あーー
サリアちゃんはさ、苦労をねぎらうようなスピリチュアルな言葉を手向けられると、コロッと崇拝者になりそうですね。ヒルダは手なづけられないよね。

そしてエンディング、なんでっ?
カットのつかいまわし感ムンムン…^^;今までので良かったんでは〜
ヒュッとみんなの顔クローズアップ
ヒュッ
ヒュッ
ヒュッ売店の婆さん アップ
……^^;
なんでっ?

18話
エンディングが ヒュッ なのは変わらないけど
新しいキメ絵になってるΣ(゚д゚ )

「誰かに託す、なんてアンタ空っぽよ」
アンジュ、自己確立の勢いでブイブイ言わせてます。
ヒルダとのシャワーシーンがまろやか〜な回でした。


19話 うおお 今回は刺激的な回でした。エンブリヲマジックの手の内。心のスキマを埋めて充足させ依存させる手口!!
私はタスクのスキをあきらめない!アンジュ、承認〜〜
がうがう、ペッ! (゚Д゚)・°°・● ←エンブリヲの…

ふふふ 振り切った!

冒頭の酒瓶とゴロゴロの監査官や、マナのご加護で飛ぶモモカのモロ見え、お着替えなど見所いっぱいでした。サリアの変身少女マニアネタも思い出せました。

友達を大事にしてきて裏切られたと感じ、エンブリヲに友情補填されたクリスの、アンジュに対する「無理に話しかけなくていいよ。あたしに興味なんてないでしょ」って反応が妙にさもありなんで、生々しかったです。

はたからみれば個性で、物語的にも立ち位置の特徴として面白がれる境遇も、本人たちが大真面目にネガティブに固執してしまうと…
独りよがりに。一緒によがってくれるエンブリヲ様。

みんなそれぞれ抱えていると、気づかせて目を覚まさせるのが、アンジュなのか?それとも、ヒルダやジルがスキマを埋めに来てくれるのか?ジルのように腕一本失うほどの事がないと我に帰れないのか。
ノーマに居場所を作っていたのがエンブリヲだとしたら、彼を倒した後にはどんな壊れた「まだ見ぬ世界」が待ってるんだろう。

エンディングの変わるわよ〜な絵とにらめっこ
タスク君の絵がかっこよいです
21話
表情がいつもと違っていましたよ。アンジュがなんだかきれいなお姉さんに、タスク君は頼りがいのある青年な感じでした。
展開のせいなのかいつもより力のこもった作画のせいなのか?

アンジュ妹は救い様がないのか…、出てくると初期のアンジュより哀れで残念な気持ちになります。
{/netabare}


<観終わって>
女の面倒くさい性質がてんこもりで、でも彼女らが居ないと物足りなくてダメなんだよなぁ…と思わせられるキャラ達。そんな面々が濃ゆく詰め込まれているのに対して、

男キャラは
・ひきこもり偏執神のエンブリヲ
・自称「騎士」のさわやかラッキースケベ王子なタスク君
・その他大勢のモブ
の3択しかないという…この潔さ(笑)!大変気持ちよかったです。


女の自意識の悩ましさもとても丁寧に描いていて、それを救い合うのも女で、厳しくも優しい最終回へ向けた追い込みは心潤うものがありました。
よしよしドウドウ、と頭を撫でてやりたくなったり、わかるわかる、とうなずかされたり…

虚構のなかで思いっきりやり切られる痛快さには、現実で悩み多きおなごたちもコレを見れば闘う勇気をもらえる…か、 ど〜かはわからないけど、元気出るかもよ?と思います。

予告が毎回悪ノリでおかしかったです。

投稿 : 2015/04/19
閲覧 : 469

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