けみかけ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「なんかデートみたいですねー^q^」 「色気のないデートですねー」
緑川ゆき原作の短編を「夏目友人帳」スタッフが50分弱の中編に仕上げました劇場作品
見る前は「テラ地味」or「ふたつのスピカの焼き直しか!?」な印象しかなくwなんの期待もしてませんでした;
ところがドッコイどうしたものかwエンドロールは涙で見えへんかったし、スクリーンを出た後は嗚咽と鼻水が止まらずトイレに駆け込むハメになりましたT_T
隣の席のお姉ちゃんサーセン;
劇場作品と呼ぶにはあまりに地味
なにかド派手なものを期待してる方には「ハガレン」とか「トワノクオン」を率直にオススメしますんで回れ右です
あ、オイラですか?オイラはもう後に退けんぐらいハマったんで末期患者ですわ^q^
人に触れられると消えてしまうという「自称妖怪」のギン
と、天真爛漫な人間の少女ほたる
とある夏の日に妖怪が住むという森で出会った二人
それ以来というもの毎年、夏の間の数日だけ会うことを約束する
遠く離れていても、夏が来ればまた会える・・・
そんなほたるのギンへの気持ちは段々と強くなっていく
触れさえしなければギンはいつまでもそこにいてくれる、だけど成長していく自分に対して全く姿の変わらないギン
いつしか自分の歳がギンを追い越してしまうのか?
はやくギンに会いたい
思春期を迎えたほたるは、そんなことを考えるようになっていた・・・
緑川先生作品の良いところって、美しいヒューマンドラマやピュアなラブストーリーで王道少女マンガしときながらも、「妖怪」っていう神秘的というか幻想的というかファンタジックな要素を混ぜ込んで【夢見させてくれる】ところにありますよね
そんなファンタジックで触れたら消えてしまう雪のような、あまりに脆い遠距離恋愛
50分弱の小旅行ですが、存分にご堪能いただければ幸いです^^