セメント さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最優先事項よ!
これほどまでの完成度を誇る恋愛ものアニメも少ないでしょう
恋愛系統アニメに対してえり好みが激しいというか、そんなに趣味じゃない感じの私ですが、今作は超がつくほど好きですね
格段思い入れも強く・・・
と言いますのも、主人公の呼び名が私の呼び名と被ってるんですよね
そりゃもうウハウハしながら見てたなぁ・・・(遠い目
私が1話にして今作に一気に引き込まれた一因にOP「Shooting Star/KOTOKO」の存在は大きい
私的アニソンランキングベスト10に入る域です
今作にぴったりの、幻想的でちょっち切ない旋律奏でる、KOTOKOさん初のシングル曲
作曲は折戸伸治が担当してて、どことなくAIRの鳥の詩を彷彿とさせるイントロ部分
アニメ本編では、桂君のナレーションと重ねて流れていい味出してましたね
特に9話の入りは神です「僕は馬鹿だ、悲しむ人が近くにいないと目先の幸せに溺れてしまう」
TVバージョンはアウトロの部分がかなりかっこいい感じでアレンジされてて、そこもまた良い
最近、アニソン大辞典2002年特集で流れてましたね
思えば設定の盛り合わせでしたね
主人公・草薙桂君でいえば、”停滞”と呼ぶ未知の病気を患ってたり
ヒロイン・風見みずほ先生でいえば、銀河連盟の惑星駐在監視員である宇宙人だったり
1クールということもあってか、その辺の設定は少々浅目に触った程度で、メインは桂君とみずほ先生近辺のラヴストーリーです
しかし、サブキャラも個性的で、6話の漂介と水野のや8話の縁川との側面エピなども素晴らしい
そして11話の精神と時の部屋でのやり取り、作中では珍しくメタ的な表現が多くて、今まで停滞の導者として桂君の精神に干渉していた顔のない少女から姉として弟の決意を見受ける草薙こずえに変わったシーンなんか、演出が際どく光ってて感動を誘います
最終回12話、「また惑星監査ですか?」のシーンは言わずもがな大泣き、想いが強くて記憶が残ったというベタではあるけど、涙が止まりませんでした
さて、声優さんは、奇跡的なキャスチングですね
ぱっぴーさん、井上喜久子17歳ですおいおいさん、金朋地獄さんを初めとして
川澄綾子大原さやか田村ゆかり高田由美こおろぎさとみ
ゆかりんの脱力系キャラは良いですねぇ、千秋(ry
こおろぎさとみさんの妹ボイスもけしからん、アスラン(ry
何やらオーディションですら、喜久姉のコスプレショーと化してたようですが、いやはや、この人は・・・
監督は井出安軌氏、制作は童夢
キャラデザ原案が、かみちゅやRODの羽音たらく氏、ムチムチ感がたまりませんな
製作協力にバンダイが入ってるからか、4話の倦怠期&浮気回の縁川と映画を見に行くカットで、「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」が「STORM」と共に流れててシュールでした
また、舞台の長野県大町市木崎湖近辺は聖地巡礼スポットとしても有名です、ここでは「まりえカレー」「小石のうどん」「ツインズコロッケ定食」といったキャラにちなんだ名物(迷物?)メニューが各所売り出されてたり、今作のポスターやサインが至る所で目に付いたり、住民側に好意的に受け入れられた印象があります
最近でも、「ついんずしぼり」なる関連商品が発売されてたり、コンスタントな賑わいにアニカルの不朽性を感じます
ブームの先駆けって感じですね、私はまだ行ったことないのですが、必ずいつか訪れたい”聖地”です
う~んこれは良いポッキー販促アニメ(違
私の中で停滞していた何かが加速し始めたのも、このアニメに出会ったことがきっかけです
おねティを見ること、それがあなたの最優先事項です