しーこ さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
まるで小説を音楽にのせたよう
1966年なので、今から50年近く前のお話です。
見る前は何人かの少年たちがジャズをやる話かな~なんて思っていたのですが、全然違ってました。
薫と千太郎という二人の少年の、友情と青春の物語。
違った孤独を抱えた、薫と千太郎がジャズを介して友情を築いてく。
それも、ただの『オトモダチ』じゃない。現代の、オトモダチって感覚ってなんなんだろうって思うくらい、古き良き時代の熱い友情です。
そして、そんな二人の恋。そして、家族のこと…。
どんなに喧嘩しても、すれ違っても、同じ音を奏でれば、笑い合える。
そんな二人の青春。
ハラハラするし、切ないし。
けど、とても爽やかで清々しい。
菅野よう子さんが音楽を担当されてて、音楽がとてもいいです。
小説を音楽にのせたような、とてもお洒落な雰囲気。
オープニングのYUKIさんが歌う曲がすごく合ってました。
あと、個人的に応援している千太郎役の細谷さんがはまり役です。
とてもいい作品に出会えたなと、大満足です。
{netabare}どうでもいい独り言ですが、りっちゃんがしずかちゃんとジャイアンを足して2で割った顔に見えてしかたなかった…(笑)
いや、あの芋っぽさがいいのです!昭和の香りで!!{/netabare}