buon さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悲劇的な純愛が好きか、試されてしまった
なんてことだ、オレは・・・純愛が好きみたいwwwww
悲劇的というか悲観的なシチュエーションで出会う、美男美女。
こういうの最近、敬遠してきたのにな~
満ちてはいない、ないのではない、そんな月だったのかな。
昔の作品なんで内容にあんま触れずに、
ほんのりとした本音をネタバレに包んで思うがままに綴ります。
程度は違えど重病の十七歳2人が主人公か。
{netabare}多くの人と会わない人間がカワイイわけあるか。{/netabare}
閉鎖的な空間、病院、若いひとが年の近い人と仲良くなるってのはいい出会いだよな。
{netabare}異性ならなおさら。お見合いのセッティングもしてもらうなんて、{/netabare}
文学少女かぁ、いいな~。純文学って言うのかな。ちょっと読んでみようかな。
{netabare}著作権切れたかな。{/netabare}
舞台は大体病院なんだな。
{netabare}背徳的だな。{/netabare}
純愛って言っても思春期、色々ある。
{netabare}据え膳食わぬは男の恥。{/netabare}
ダメだな、この使い方でネタバレしてもネタにしかならんw
白血病、若年アルツハイマー、エイズ、心臓疾患、不随、盲目、
何かの不治の病、何かの精神病などなど、
『病』ってのは悲劇を演出し、吊り橋効果を出すには抜群。
ドラマチック足り得るためには何かがなければならない。
運命だの悲劇だの命の危機だの、
それがないドラマってなんだ?
悲劇的な恋愛が絡むドラマってのは、
過程はなんかイチャコラらぶらぶして最後に、
「私の命と引き換えに」
「雰囲気ハッピー」
「死亡エンド」
などありきたり。先の二つは日本のドラマに多く、三つ目はハリウッドで多めかな。
その過程でその終わりを見ると白けてしまう。
この作品はありきたりな過程だし、
結末もその後も{netabare}半分、物語の流れで{/netabare}語られているようなものだ。
ありきたりな一方、その物語の流れや感情の起伏ってのが割と丁ざっくり描かれている。
どうラブラブしたかや言い訳がましい脳内会話でダラダラするのではなく、
ただただ、時間や出来事が流れていく。
見る側が行間を読んで楽しむ余地がある、気がする。
結末自体は好きでも嫌いでもないけど、答えをちゃんと出したことが非常に好きだ。
なんか表題から逸れたけど、
この作品をきっかけに、男女が本気でイチャコラするのを見ようと思ったwww
こういう、ただただ人生の分岐点や半生を描く作品は好きだな。
この作品を知ったきっかけが{netabare}クソだったことを除けばw
※ここから先は気持ち悪いし、どうでもいいことだよ~{netabare}
他の人はどうだか知らんが、
私は表現と表現者を別に見る。
この原作者を知ったきっかけは、
私の大好きな『狼と香辛料』の作者が世間の暇人に叩かれるきっかけを作ったこと。
・・・細かい経緯も結果もどうなったのかはよく知らんが。
どうも幻想を抱く人が多いが、
「イイ作品」≠「作者はイイ人」が常に成り立つわけではない。
別にイイじゃん。ゴミみたいな人間が宝石を作る方がドラマチックじゃん。
自殺した偉人よりも意地汚く老衰するまで生きた人間の方が好きだな。
個人的には自殺の美化は好きじゃない。
けど、それもドラマチックなのかな、不遇な生涯。
創作は創作でいいじゃん。
夢は夢の中で見るに限る。