退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
キャラが良い
テーマは何だろう。幾つかあるように感じる。
「働くとはどういう事なのか」
「将来やりたい事とはなんなのか」
「人間の多面性」
「居場所とはどういう風に出来上がるのか」
とかだろうか。一括してしまえば「青春」である。
主人公含めて、1・2話の時点ではあまりどのキャラも好きになれそうにないなと思っていた。特に母親と祖母。
が、11話くらいまで見終わったあたりで全てのキャラが好きになっていた。とりわけ主人公の緒花は見ていて応援したくなるほどには。
理由は多面性だ。序盤の時点ではそれぞれのキャラの悪い部分のみを見せていたのだ。アニメキャラで三次元的な人間性を感じたのは初めてかもしれない。良い人もいれば悪い人もいる、ではなく、良い部分もあれば悪い部分もあるというような。
そういった意味では、序盤で「あ、俺これ無理だわ」と視聴を辞めてしまった人はかなり損をしていると言えると思う。
それと、OPから本編、そしてEDまで一貫して作画のレベルが異常なほど良い。なかでも背景は他の追随を許さないほどだ。中でも一番ぐっとキたのは主人公である緒花がOPで螺旋階段を駆け下りるシーンである。あの躍動感は凄いと言わざるを得ない。