animeneko さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キャラとかみてみる
超人気作だったFate/Zero。
各陣営別にキャラを観てみる。
セイバー陣営:
衛宮 切嗣(えみや きりつぐ)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
セイバー(アルトリア、伝説の騎士王アーサー・ペンドラゴン)
久宇 舞弥(ひさう まいや)
アーチャー陣営:
遠坂 時臣(とおさか ときおみ)
アーチャー(ギルガメッシュ。バビロニアの英雄王)
アサシン陣営:
言峰 綺礼(ことみね きれい)
アサシン(ハサン・サッバーハ)
ライダー陣営:
ウェイバー・ベルベット
ライダー(イスカンダル)
ランサー陣営:
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
ランサー(ディルムッド・オディナ)
バーサーカー陣営:
間桐 雁夜(まとう かりや)
バーサーカー
キャスター陣営:
雨生 龍之介(うりゅう りゅうのすけ)
キャスター
セイバー陣営が主人公格で物語が描かれているが、群像劇ともいえるやり方で各陣営のキャラをそれぞれ描くことで、いろんなキャラの魅力を描くという、もうキャラてんこ盛りのアニメになっている。
セイバーは本来男性だったはずのアーサー王が妙齢の女性となっており、男性向けキャラ。
アーチャーが何やら美男子系。ランサーも美剣士で女子向け、ライダー陣営は友情系、バーサーカーやキャスターはグロ枠だろうか。
その他にロリ系キャラも登場なので、これだけ多様なキャラを登場させて物語を作ったのは見事か。
しかしやはり多数が登場しているせいで、物語上、無用というかロクに語られないキャラもいたな。バーサーカー陣営とかキャスター陣営のキャラはロクに説明もなく、存在価値がよくわからないぐらいの扱いだったから、もっと簡単にしてしまうか、もう少し説明を上げて出演部分を増やした方が良かったような気もする。
もっとも人気があるキャラがライダー陣営のライダーだろうか。ワシ的にはもっとも王様らしい豪放キャラでおもしろいとは思ったな。
聖杯戦争ってなんだったのか、よくわからないままストーリーが進行するし、教会の人たちがなぜ、あんなに陰謀というか聖杯戦争やってて人を殺しまくっているんだか、疑問も浮かぶがそんなことはまったく気にしていない展開だったな。聖杯も、ラストでまったく意味のないものだったのは、前につんのめったりした。
物語的にはどんな物語を組み合わせて作ったか?
おそらくは騎士道物語と、アーサー王伝説と、アレクサンダー王の物語とギルガメッシュ伝説と、
魔法関係のアニメとバーサーカーはグロ系アニメとを組み合わせた感じかなあ。
ラストのキリツグとキレイの肉弾バトルではマトリックスやら009の加速装置やらいろんな映画のバトルが入ってたなあ。
バトル部分をはじめ、作画も脚本も演技も、マジメに一生懸命、描いていたおかげで、このアニメは物語がスベらず、寒くならず、観客がノれる物語になったんじゃないか。今までのアニメで、このたぐいの騎士物語をやると、どうしても寒くなるというか、上滑りでうすぺらいものばっかり作られていたけど、このアニメはちょっと違ったな。スタッフが一生懸命やっているし、脚本も子供っぽくないというか、大人が書いた物になっていた。