どらむろ さんの感想・評価

3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

禁断の男の娘萌えショートアニメ。男でも可愛けりゃいいや！（錯乱）

4分のショートアニメ。主人公の男の娘を、生徒会の女子4人がイジり倒す感じのシモネタ満載の作風。
「男の娘」というジャンルは決して珍しくはないが、本作は「縞パン越しの●●」等の男の子の特徴を露骨に出してくる、前代未聞の暴挙をやらかしている。
男の娘好きな方にとっては神アニメ！？
かろうじて拒否感は無いかも？な視聴者（私とか）が観ると、男の娘でも可愛いけりゃおk！と思わされる、脅威のアニメです。

※無論、女装男子自体に拒否感がある方は、絶対に観てはいけませんッ！


{netabare}『物語』
既に冒頭で概ね述べた通りです…
本作の特徴は、学校全体に主人公が男子であると知れ渡っている事。
露骨に男子の身体的特徴をシモネタに組み込んでくる事。
かつて、ここまで露骨な作風が他にあっただろうか！？
（私が知らないだけで、あるのかもだが）

ギャクやシモネタは女装男子を主要女子やモブ男子たちがもひたすらイジり倒すのみ！
ストーリーはあって無きが如し、です。
女装男子を男子と知りつつも犯そうとする男子が出てくるアニメは、前代未聞です…。
更に、兄同様に女装男子の弟が、兄大好きという倒錯っぷりも凄まじい。
兄弟近親（兄妹じゃない、兄弟）近親な上に二人とも女装とは！（白目）
誰が女の子で誰が男の子なのやら！？
と錯乱している間にアッという間に4分が過ぎていきます…。

本作は「男の娘」というよりは「女装男子」の系譜かも。
どこが違うのか？
男の娘は、割と性格や内面も女の子らしさが滲んでいるのに対し、女装男子は、あくまでも精神は男子、が自主的にせよ強制にせよ、女装している（させられている）、と解釈しております。
例えば、「ハヤテの如く！」の綾崎ハヤテ（綾崎ハーマイオニー）は典型的な女装男子です。
本人の内面は完全に男の子、なのに外見は見事に美少女というギャップ萌え。
自主的女装男子なら「神のみぞ知るセカイ」の桂馬とか。（両方とも少年サンデー）
また「みなみけ」のマコちゃんは、女装男子ではあるも、小学生らしい可愛さから男の娘に限り無く近くなっている女装男子かと。
さて、本作の主人公・有川ひめは、男の娘よりも女装男子かと。
言動や価値観が「女装を強いられている、男子」の意地をかろうじて維持しているので。

一方で「男の娘」は、内面も女の子かそれ以上に女の子らしいのが要件かと。
直近のアニメでは「彼女がフラグを折られたら」の恵くんが、女装男子ではなく、男の娘です。
彼本人は内面が男子のつもりでも、客観的に見て明らかに人格や言動が女の子寄りですので（恵くん、ゴメンね）。
本作のひめの他の女装男子（本作には系3人も居る！）は、いずれも「男の娘」タイプかもです。

…さてさて、自分でも何言ってるのか分からなくなってきた。
男の娘など、惰弱！
ヒメちゃんは女装「男子」なんだよぉぉ！
萌えるなら、男子に萌えろよ？
と、強いられている！
正直、私は男子に萌える趣味は無い。
男の娘よりも、ショタの方が可愛いのだ！
いや、事案じゃないよ？健全ですよ？
とにかく。
本作は男の子でも可愛ければそれでいいんだ、そう錯覚させられる凄いアニメでありました。

『作画』
普通に可愛いのだが、本作の最大の禁忌は、縞パンもっ●りをダイレクトに描写ている点であろう！
ええい誰得なんだ！？
…次第に、まあ可愛いからいいや。と思ってしまう自分が嫌になりますｗ
それ以外でも、あざといエロス満載の禁断のアニメだった。
前代未聞な描写をやってしまった暴挙に敬意を表して、高得点！

『声優』
全員安定していたのでは。

『音楽』
可も無く不可も無く。

『キャラ』
女子勢の名前が凄まじいｗ
「歩く18禁」とか、そんな名前ばっかり…
嫌々女装させられている兄と違い、自ら好んで女装、しかも兄大好きな弟ちゃんとか、前代未聞なのでは。
女子勢は特に印象に無いが、むしろ本作で欠かせないキャラは、モブ男子なのでは。
ヒメが男子と分かった上で萌えまくり、挙句にヒメを強姦未遂という暴挙！
また君達か、壊れるなぁ（呆れ）{/netabare}