退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
who are you?
原案・監督 押井守
キャラデザ 天野喜孝
1985年 71分
あらすじ
あってないようなものw
これは人それぞれな感想を抱くと思う。
難解だとか、意味わからないとか。
考察してみたり感覚でみたり、感じたもの考えたものでいいのだと思う。
自分の感想は後ほど書くとして…
天野さんって以前から、ビアズリーや
アーサーラッカムの影響凄く受けてるっぽいよねと思っていた。
最近はそれにクリムト追加かなーって。
アーサーラッカムとか、テニエルとかあの辺の時代の模写を
かなり書いてたので、おおよそでなんとなく…そう思いました(;´∀`)
あ、嫌いじゃないよ!好きだよ!FFやってるし、尊敬もしてる。
天使のたまごは、今の天野さんの画風確定前の絵柄って感じ。
球体間接人形作家の恋月姫さんの人形の表情なくした画風と書けば伝わるかな。
作画自体は古いと思う。
会話はほぼないと言って問題ないくらい少ない。
モノトーンで建造物の退廃的な感じが素敵。
アーサーラッカム風な色使いを暗くした感じ。
ランプの緑がいい色してる。
さて感想。
こういうの嫌いじゃないので難なく観れたけど
眠くなる人もいるだろうなと思いながら見てました。
私の解釈ですが、少年と少女はアダムとイヴで
存在していた場所自体がノアの箱船。
卵は処女性の証で少年は飛び立った鳥はもう帰って来ない事を知っている。
少女は卵を抱いて夢を見続ける幼子。
いつか鳥は帰って来ると信じて待ってる。
少年が卵を割る→処女喪失→幼子から成長→水の泡は子供
夢を見ていた卵の中には何もなく現実を受け入れた。
鳥が帰ってくるのを待っていたけれど
随分時間がたって化石になってしまった。
少女もそのうち化石となり少年がただ残る。
でも、その前に卵ボコボコ(子供ボコボコ)あったから
子孫繁栄これからすんのかな?って解釈。
もしかしたら卵の中、何もないかもしれないし。
自己存在の概念のお話とも受け取れるし。
「あなたはだあれ?」
「いるよ、ここにいるよ」
などの会話の下りをついばむとそう捉えても面白い。
雰囲気楽しみたいな♪
考察したいな♪
って感じの人向けなアニメかと。
嫌いじゃないけど
哀しみのベラドンナのインパクトの方が強くて
こんな感想になりました(;´∀`)
かなり前衛的で難解な作品で人を選ぶのは間違いなさそうです。