たく さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
所々オシい作品だった
映画館に観に行こうと思っていて、結局行かず先日ようやく観ました。
予告編からして「どうなるんだろうなー」とわくわくしていたんですが
特に期待を裏切る事もなく、かと言って物凄く感動したわけでもなく
可もなく不可もなくといった所でしょうか。
監督は「イヴの時間」でも、少し似たようなテーマを投げかけてた様な気がします。
何がオシかった(というか自分の好みに合わなかった)かと言うと、物語の展開と音楽の使い方です。
映画の尺に捕われて、十分な補足とキャラへの感情移入がいまいちのまま終わってしまいます。主人公の二人が急接近過ぎてびっくりします。
音楽は主題歌は素晴らしかったですが、アイキャッチ?みたいのが多く、それと曲で全部の展開を教え過ぎてしまってるのが残念でした。
一番残念だったのが、パテマが最初にエイジに置いていかれるとき「おなか空いた」の下りで曲が止まったりする演出。曲が台無しだし、物語の雰囲気に合わない気がしました。
美術は素晴らしかったです。後は音響効果も良かったですね。特に鉄系の音は天下一品です。
二人がお互い掴まって、ふわりふわりと飛んだり落ちたりしている(エイジのスーパージャンプ)は気持ちよかったです。飛んでみたい。
全体的に絵は相当力入れたんだと思います。
この作品はテレビアニメーションで2クール24話構成で制作して欲しかったですね。
実験が失敗する前の研究の話や、エイジの暮らす場所のもっとドロドロした部分、パテマの暮らす地下の生活の細かな部分などもっと見れたら、お気に入り作品になれたかもです。