puuuusan さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

天

School Days
この作品は主人公と女の子たちの学園ラブコメ

なんかではありません

何だったのかというのは正直なところ全話見終わった今でもよくわかりません。少なくともこれから先このようなアニメが作られることはないでしょう。
レビュワーさんの感想を度々みかけることがあって、それが軒並み低評価ということで興味はありました
見ない方がいいなんて言われたら見たくなるのが世の情け…ってことでいざ視聴。
感想はというと、僕の新たな扉が開きました。結構好きな部類なのかもしれません。
ただやはりオススメはできないです。

異端児にして問題児。ドッッキドキのスクールデイズを送りたい方は自己責任で送ってくだちい。
オススメはしません…

では、ネタバレを含んだ感想に移りまっくす
{netabare}ふぅ〜心置きなくネタバレできますね
スクールデイズが何なのかぐらい知ってるわって方は失礼いたしました。では、最終話僕の中で一番飛び交った言葉を第一声として書き始めましょう。

ちょっと待ってぇぇええ！！
はいこれです。怖すぎて渇いた笑いが出ていました。いつからかというと、10話のラスト,言葉さん覚醒からです。ﾊﾊｯﾊﾊﾊﾊﾊ☆
どうしてこんなことになってしまったんだろう…

【第一の要因・伊藤誠】
まぁ彼が悪いですよね。見る前からクズだと聞かされておりましたので、ハードルは地中深くに埋め込んでおきました。
そして甘めに評価してあわよくば「結構いいヤツだよ？」という感想を上げようかと思っていましたよ2話までは。
まさか埋めたハードルに足をとられるとは…
3話の最後、世界との電話でのやりとりで誠が放った一言です。
　
「言葉の相手するのって、疲れる」

もう唖然ですよ。自分の性欲爆発させておいてのこの陰口。キスだけがすべてじゃなかろうに…
その後この性欲暴発少年誠君は世界との『特訓』から世界のことが気になり始めます。
いやいいんですよ、ほかの人を好きになっちゃうのは。ただ好きになるのが『特訓』の後だということ
そして言葉にはっきり「もう好きじゃない」と伝えるのが10話になってから
というのがどうも引っかかりますね…
他にも気になる言動は多々ありました。下に凝縮しておきます。
まとめると、
①自分が発端ということを自覚していない
②言葉と誠、恋人という関係に2人が疑問を抱き始めたときに別れてしまえなかったこと
③流されやすすぎ(一応自覚済み)
彼に関する描写が当然多い分、避難が集中するのは仕方のないことかもしれません。
まぁ誠君はどう転んでもバッドエンドな気がしますが…
凝縮
{netabare}・10話,加藤と体育倉庫にて
　「何をするにしても面倒なんだよ」
・「なんで子供作ったんだよ！」←うわー
・うまくいかないとすぐ溜息をつく、不快
・「何やってんだよぉ」つって他人任せ、こっちのセリフだ
{/netabare}

【第二の要因・西園寺世界】
突き詰めていけばキリがないですが、ひとつの大きな分岐点は例の『特訓』でしょうか。歯車が狂い始めます。
誠のマンションから帰る途中、世界は言葉にぶたれました
「誠をとらないで」と。
その後誠は言葉とくっつくわけですが、そこで世界は
「誠につきまとわないで」と叫びます。先に誘惑したのは世界だったはず…
少なからず彼女にも原因はあるのかもしれません…

【第三の要因・清浦刹那】
実際かなり引っ掻き回していたのはこの子。
誠に、海外に行くことを世界に伝えたのか？と2回聞かれます。まだ。と答える刹那。
結局メールというそっけない伝え方に。葛藤はあったろうとは思いますが、
世界の心の支えがこれじゃぁちょっと…
そして何もかもを誠に押し付けようとしてる風にも見えました。タイムリミットつきで。
ただでさえぐらつきやすい誠に決断を下すなんてことはできるはずもなく…
言葉の心もズタズタにするし…
彼女もなかなかのものではないかと思いました。


【思えば1話から始まっていた】
1話だけ切り取ってみると割と普通のアニメ。
ただ普通のアニメでは起こり得ないことが起こっていました。
タイトルロゴにひびが入り割れてからのスタートでした。
『てさぐれ！部活もの』もお手上げのスタートですよ
タイトルロゴがパリーン！
この演出は最終話にも。あぁ最初から始まっていたんだなぁ。

【OP明るすぎ】
途中からあってない気が…

【レビュータイトル】
屋上からはじまり屋上で終わる。そんなアニメだったので。

長々と書いてしまいました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました(ｏ´∀｀)ﾉ

興味が湧いたのでゲーム版のバッドエンドも調べました。おせっかいながら一つだけ載せておきます。心の準備はいいですか…(閲覧注意)
{netabare}永遠に
{netabare}三角関係の末、西園寺世界を選んだ主人公。
しかし、桂言葉は二人を幸せになんかさせないと言い、地上にいた二人の側にベランダから携帯電話を落す。
直後、その携帯電話に注目した二人の目の前に、

ニタリと笑った桂言葉が真っ逆さまに落ちて来る。

主人公と西園寺世界は顔を会わせるたびに桂言葉の最期が目に浮かぶようになり、疎遠になる。
http://labaq.com/archives/50776183.html{/netabare}{/netabare}