オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
近未来の刑事もの
虚淵脚本という事で、人死にが嫌いな自分にはそれほど合わないと思っていた。しかしながら、総監督が「踊る大捜査線」などを手掛けた本広だったのと、キャラデザがリボーンの人だったので見てみようとなった。結局、ある程度の人死には出るし、当然ながら物語も殺伐と暗い展開が続いたし、10話くらいまでは大きな山もなくつまらなかったが、後半そこそこ盛り返したのでなんだかんだ見れた。
アクションシーンは割と良かったが、16話で、背後から槙島をヘルメットで殴った朱のシーンはどうかと思った。こうがみを倒すので体力を使い集中力も切れていたのかもしれないが、それにしたってカンカン足音鳴らしながら走って来る朱に気付かずにガードすらできないのはご都合な気がした。朱が遠距離からヘルメット投げつけるとかでよかった。大ボスが(尺の都合などもあるかもしれないが)あんなあっけない倒れ方は盛り上がりに欠けた。あとくにづかと金髪のレズ設定絶対要らない。
ぶっちゃけ好きなキャラなんてこうがみと槙島と朱とかがりくらいだったので、かがりの死は惜しかった。無能のまま終わらず割と活躍できたあとに死亡したのは救いだった。朱ちゃんは、槙島を殺せず親友を目の前で殺されたりしても、16話では葛藤しつつも逮捕で済ませる、槙島殺したい派のこうがみと反目しあってでも、人を殺さないという一貫したスタンスには好感が持てた。ただ髪型が残念。槙島は16話であんなアホな負け方さえしなければ、敵キャラとしてはなかなか良かったのに、少々残念。こうがみは有能で頼りになるし、彼も彼でスタンスが一貫しているので、この作品では一番バランスが取れたキャラだったと思う。
正直、凛として時雨もエゴイストもあんまり好きではないので、前期OPと二つのEDは好きではない。洋楽も特別好きではないが、後期OPはちょっとだけ好き。
作画は一時酷かったが、アクションシーンの作画はそれなりに良かったので、4・5。
声優は、なかなか豪華だったので、ドミネーターの日高のり子さえいなければ5にしても良かった。