ワタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ギャグが合うかよりもキャラにハマれるかどうか
OPが良すぎて何度何度も観直してしまって、そのせいで本編の視聴がなかなか進まなかったw
曲は90年代のコジャレたJ-POPのようで懐かしい感じ。
アニソンっぽさはないけど、歌詞も含めて不思議と本作には絶妙にマッチしている。
スタイリッシュでシュールな映像も盛大にツボりましたね。りょーちも最高や!
サブタイトル画面などもそうだけど、白を基調とした画作りで清潔感が漂っていて気持ちがいい。
本編はギャグが主体。
ラブコメ成分は意外と薄めで、話に起伏をつけるために使われる程度。
少女漫画家の野崎くんが周辺のキャラをモデルにして自身の作品に登場させ、
しかも男女の配役が逆転してる(ことが多い)というのは面白い設定だと思う。
本作のギャグは、オチに至るまでの前振りがわりと露骨で、
オチが先読みしやすいところがあるのは難点ではある。
ただ、必要以上にオチを引っ張らないので間延び感はないし、
ショートコントを連発してるような印象で、小気味よさがある。
でもまあ、何だかんだでこの作品はキャラアニメだと思います。
ギャグにも力を入れてるけど、やはりキャラの個性が強烈で、それ故に印象に残りやすいので。
作品の面白さは9割方キャラにハマれるかどうかで決まると言っていいんじゃないかと。
個人的には、無愛想な漫画家脳の野崎くん、表情豊かな恋する乙女の千代ちゃん、
そして面倒くさ可愛い、残念イケメンのみこりんが良かったですw
メインは野崎くん千代ちゃんで、たまにスパイスとしてみこりんが絡むのが
バランス的にも丁度いい感じがする。それ以外のキャラの話は正直・・・
声優は実力派の中堅で固める中で、新人ながら小澤亜李の演技が素晴らしかった。
演技というより素を出してる感じがいい(そういう演技指導をされてるそうで)
また、中原麻衣はやっぱすげーなと・・・ここにきて新たな演技の一面を覗かせてくれるとは。