どらむろ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
女子サバゲ物…ではない!女子高生のバイオレンス不条理ギャグ
タイトルからは「ステラ女学院高等科C3部」のような女子がサバゲーをする作品かな?
と思いきや、サバゲー無関係にシュールでバイオレンスな不条理ギャグ連発するトンデモギャグアニメだった!
「ゲス可愛い」主人公と仲間達が繰り広げる、世界そのものがサバゲーと同化していく感じの世界観で、なんでもアリな予測不能のギャグ!
ギャグを面白いと感じるか否かは、かなり人を選びそうです。
個人的には、ごく一部かなり笑える回があるものの、全般的には合わなかったです。
{netabare}『物語』
玄田哲章さんのナレーションで、全ての不条理が強引に納得させられる!
「さばげぶっ!」だから、なんでもアリなんですね…
園川モモカとサバゲ部の仲間たちが、殆ど真面目にサバゲをやらず、ストーリー展開は不条理で全く読めない。
まあ、不条理ギャグアニメなんですね、分かります。
玄田哲章さんも言ってるように作中どんな不条理があっても、全てがイメージで片付けられるのは凄いw
※「中二病でも恋がしたい」の中二病戦闘シーンのようなものか。
ストーリーはバリエーションに富む…というよりなんでもアリ、殆どサバゲ無関係な話も多かった。
モモカが肥満になる話とか、少女漫画の読者的には結構切実な話なのでは。
猟友会の話は、意外に(というか本作唯一)シリアスだった。
講談社繋がりで「山賊ダイアリー」とも共演できそうな。
ギャグは正直特に面白いとは感じ無かったが、ガンガン射殺しまくるノリは、そこそこ楽しかったw
キャラ萌え的には殆ど期待出来ず。
一部百合キャラ居るも、あまり萌えない…。
総じて、ノリと勢いで最後まで何となく惰性で楽しめた感じです。
30分は、少々長く感じた。15分くらいが丁度良かった気がします。
『作画』
モモカ始めサバゲ部員は皆可愛い。
性格ゲスいのに可愛い、これが「ゲスかわ」という奴かw
サバゲの妄想戦闘シーンがかなりの迫力で本作の見せ場だろうか。
女の子が容赦無く流血しまくるのだが、絶妙に陰惨さを感じ無いギャグテイストになっていて楽しく観ていられるのは良い。
『声優』
ナレーションの玄田哲章さんの破壊力が凄まじいw
このナレーションが無ければ本作は切っていたかも。
他はまずまず安定か。
『音楽』
主題歌は主題に合っている。
『キャラ』
モモカはゲスではあるが、思いの外嫌味は感じ無いキャラ。
何故だろう?ゲスだけど性格がサッパリしていて分かり易く、決定的に他人を傷付けるような陰湿さは無いからかも。
部員は個性派だが、毎回の動きが些かテンプレ気味であった。
カモが一番面白かったw
ゲストキャラのノリが良く、老人会の老人達などユニーク。
本作の注目キャラは、肥満オタク男性のからあげレモン氏だろう。
彼が居なければ、本作の面白さが半減していた。{/netabare}