東玲二 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
二人の恋は翼になる そんな物語。
この作品は高校生の恋愛の話ではあるが、本質は少し違う。
自分の見栄のためだけに優等生を演じている 宮沢雪野。
家の事情から完璧であろうとする 有馬総一郎。
この二人が、出会ったことによって、それぞれが成長し本当の自分を見つけ出す物語です。
アニメは高校入学~1年秋文化祭開催前で終わってしますのがなんとも残念。(仕方ない理由もあるのですが、全部あったら☆5は必ずつけたい)
以降の話が気になる方は原作漫画は完結しているのでぜひ読んでください。
以下アニメ化されてない部分のネタバレ。
{netabare}
文化祭の演劇は私はとても好きなストーリーなのでこの直前に終わっているのがとても悔しい。
実母の出現で壊れていく有馬総一郎を宮沢雪野が救い上げるところは今読んでも泣いてしまいます。ここで当時の私は確信しました。女は男よりも強い。
私の一番好きキャラは『有馬怜司』。この人かっこよすぎる。あと、名前が(以下略
{/netabare}
作品はエヴァンゲリオンがTV放送終了後のガイナックスが製作していて、随所にエヴァを想起させる演出があります。
良いところもあるのですが、冗長になるシーンや回が多くイライラするかもしれません。そこは監督が『あの人』ですし、割り切るしかないです。
{netabare}
宮沢雪野がエヴァ化する演出とか、面白いです。
{/netabare}
キャラクターも宮沢家の親、姉妹を筆頭に個性的かつ面白い。コメディーは飽きないし、シリアスもいいです。
原作が描かれた時代背景からいくと、ゆとり教育前のつめこみ教育だったかな。なもので私より上の歳で初見の人は「あーこういう時代だったよね」ということもあります。
問題は主人公二人がハイスペックすぎるのでこの二人に感情移入ができないかもしれないけど。
以下どうでもいい話
最近『とらドラ!』を初めて見て{netabare} 逢坂大河と芝姫つばさ {/netabare}のキャラがまるかぶりじゃないかと思ったけど、同じこと思った人いるよね?