ふぁれのぷしす さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
若者の成長を描く、ハートフルアニメの傑作
23歳書道家「半田清舟」は、自分の書をつまらない字だと言われ逆上し殴ってしまう、
そしてその件で長崎県五島列島へ島流しにされる、そこでの生活及び人の交流を
ハートフルに描いた作品。そして人として書道家として成長をしていく。
自分が好きなタイプの作品なのもありますが、このアニメ最高でした。
萌えも、中二要素も、能力バトルも、腐要素も無い、まったく深夜アニメらしくありません、
それでいながら、笑いあり感動ありの心温まる面白いアニメって作れるんだなと。
特に第1話の導入回が素晴らしく、夕陽を観たとき一発で引き込まれました。
前述した心温まる笑いあり感動ありの作品でありながら、
哲学というかメッセージ性も素晴らしく、自分らしさって何だ?と問いかけます。
キャラクターも島民のガキ「なる」をはじめ面白い人材が揃ってますね。
キャラが面白いから半田とやりとりで笑いがとれます。
声優さん子供には本物の子供を使っています、深夜アニメに慣れすぎてると、
そこは違和感を持つかもしれません、私は気になりませんでしたが。
唯一の欠点は、現地の方言を採用していますので、時々瞬時に理解出来ないところがあるぐらいです。
最終回、{netabare}先生はどがん字書いた?と聞かれて、
しいて言うなら俺が今一番大切に思ってるものだ、の後
島の人達の名前を題材とした書が出た時、感動して、うるっとしてしまった。 {/netabare}
もっと多くの人に観て貰いたい傑作だと思います。