sukasuka さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
攻殻機動隊を超えた近未来アニメ(俺比)
多分俺がこのサイトでレビューしたアニメの中で最高点だと思う。
同じくProduction I.G.の攻殻機動隊を軽く越えている。
とは言っても、作品の出来云々ではなく好みの問題。
ストーリーやキャラクターの持ち味に優劣をつけている訳ではないので、
攻殻ファンの方は誤解の無きよう。
(バトーさんは大好きですよ!)
{netabare}このアニメの近未来的なガジェットは観ていて楽しい。
オタク心をくすぐるような物が多い。
どこかで見たような? ・・・とか突っ込みは無しで。
それはストーリーや設定でも同じことが言える。
人によっては、既存のアニメや欧米SF映画の寄せ集めのような印象を
抱くかもしれない。
ディストピアという題材においても目新しさは皆無。
オンリーワン的な面白さを求めると肩透かしを食らうだろう。
だがそれを持ってマイナスとするのも酷というもの。
鬼才による原作がホイホイ世に現れる訳でもない。
サイバーパンク的な雰囲気が漂う世界を楽しめるというだけで満足だ。
この手のアニメって案外少ないからね・・・。
更に特筆すべきは作画の素晴らしさ。
TV放映版で望める最高の部類で、金も手間も掛かってる感じ。
(まぁ本広克行が主軸となっている時点で商業的には当然か)
好き嫌いはあれど、グロな部分もギリギリまで絵で表現している。
そしてこの作品の最大の魅力・・・それはズバリ、ヒロインが微妙に
可愛くないところだ!
最初観た時、何だこの付けまつ毛の位置を間違えたようなキノコ女は
とか思っちゃうわけだが、終わってみるともうこのキャラデザイン以外
ありえんとなる。
(生身に対してなら失礼な表現だが)愛着が湧くキャラとでも言おうか、
その特徴ある顔立ちと声優さんの魅力で実に印象深いヒロイン。{/netabare}
もうすぐ2期が始まり、2015年1月の映画化も決まっている。
制作会社が変わったりスタッフの配置が変わったりと少々不安。
(特に脚本を担当する人には正直不安しかない)
2期は1クール11話、直後に劇場版という流れで既に嫌な予感が・・・。