Nagi* さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 1.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
視聴者の知識を試すかのような挑戦的アニメ
“意味不明” “見る価値なし”
そう言われても仕方ないと思います。
凪あすに次ぐ、名作になるのでは?!
と、期待値も他作品に比べて大きかったために
その落差が激しく酷評の的に…
しかしアニメの実態は
▶ セリフ、設定、全てが理解できない
▶ True Tearsよりも謎。
▶ 主人公“透子”の声優が明らかに下手くそ
▶ 不自然に多用される止め絵
▶ ストーリー展開が謎。
まあ、つまり【謎】なんですね
私も思いましたよ。
なぜ最後まで視聴してしまったのかと…
きっと何かしらの謎解き展開が後半に待っている!
P.A Worksは、きっと何かやらかしてくれるんだ!
と待っていた人を奈落の底に突き落とすかのような最終話…
…と。酷評しようと思いました。
でもね?ひとつ気になることがあったんです
それは『幸が多用する文学作品の数々…』
その作品の内容が、もしかしたら意味あるのかも?と
調べましたよ。ええ。
グラスリップの解説を探しまくりました!!
そしたら、出会ってしまったんですね…
とあるサイトに。
すっきりしました
納得しました
あ、好きな作品に変わるわけではないですw
でも、みなさんに見ていただきたい\(^o^)/
きっと疑問を解決してくれることでしょう。
http://matome.naver.jp/odai/2141006607927765901
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さて、上記のサイトを見た上での再評価を少し。
1.ストーリー
世の中にあふれてる“目で見る”アニメではなく
“頭で考え心で感じる”アニメなのだとようやく理解。
純文学的アニメなのですね…
ん?そもそも“純文学”ってなんだ?
▶純文学=「娯楽性」より「芸術性」に重きを置くもの
なるほど
夏目漱石 『吾輩は猫である』
芥川龍之介 『羅生門』
川端康成 『伊豆の踊子』のような作品のことらしい…
2.未来の欠片
この設定を、物語の中心に据えるのではなく
あくまで若い時代の不安定な心理状態に
少し色をつけるためのものなんですね。
そう捉えると、未来の欠片ってあんまり気にならない!
あれですよ。“中二病”が少しこじれた感じです(笑)
3.会話
普通のアニメの会話の方がおかしいのだそうです。
たしかに…リアリティを追及したからこその“意味不明”
学生特有の言い回し、略語、仲間内でしか通じない言葉
たくさんあるよね。
それも含めて考え、感じてほしかったんでしょう
その他もろもろの疑問も、上記のサイトで解決したので
私としては満足です!!
▶これから視聴するひとにアドバイス。
アニメを見るのではなく
小説を読むかのように、現代文の問題を解読するかのように
この作品に触れて下さいっ!
ただ、批判するのではなく
いったん時間をおいて考えてみる。
そんなアニメの見方ができる人には
オススメできる作品ですね。
少しでも皆様の疑問が解決できますよう…