くらうち さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
日本の闇はふか・・・くなかった
どうにも盛り上がりに欠ける作品でした。
すげー面白そうな感じ出てたんですけどねー
12と9は、アテネ計画の犠牲者であり、これを告発するためにテロを仕掛けたというのがストーリーの全貌になります。
アテネ計画とは、5歳以下の知能指数の高い孤児に投薬することによって、特定に分野に優れた能力を発揮する人材を生み出そうというものでした。
これが新進平和塾という、まぁ松下政経塾的な政治集団によって超極秘裏に進められていたことが「日本の闇」であるという設定。
うーん、闇っていうほどショッキングですかねぇ?投薬された孤児は短命に終わってしまうなど、確かに非人道的ではあります。現実の日本で人体実験が行われていたとしたらそりゃ大事件です。
ただ、フィクションであることを考えると、インパクトが弱かったように感じました。
9と12の目的はずっと秘匿されてきたのですが、テロによって日本中の電子機器を無効化するなどの大騒動を引き起こし、絶対に握りつぶせなくするというのは腑に落ちました。
告発者(オイディプス)を見つけ出すために謎掛けをしていたというのもなるほどと思いました。
柴崎と9、12が邂逅するシーンが一番面白かったですかね。
ただ、このシーンで米軍が出てくるのに違和感。
この作品のメインであるアテネ計画にも新型原子爆弾も日本のスキャンダルなわけですよ。二人の目的が明かされるという見せ場で、全然関係ないハイヴの暴走を秘匿するという理由でしゃしゃり出てきて、12を射殺さえしちゃう。
お呼びじゃないんだよ感がハンパなかったです…
スピンクス対柴崎という構図に一枚噛んでくるのがハイヴとリサなのですが、微妙でした…
ハイヴに関しては、なぜあそこまでナインに固執するのか、施設でのエピソードがもう少し欲しかったです。
リサは、とりあえずエロ可愛いのなんでも許しますw
どうでもいいことですが、OPのTriggerの歌い出しがマクロスFのWelcome To My FanClub's Night!の歌い出しにそっくりじゃないですか?
菅野よう子もネタが尽きたかと思いましたねw