boiler さんの感想・評価

4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

最大限余韻に浸れるのがいい

ロボット系はあんまり見ないので飛ばしてた作品。


正直不覚を取った。
かなり面白いと思った。

ストーリーなど計算されてて問題なく入り込めたし
後半は本当にワクワクして見てました。


個人的なイメージだとロボ系だとどうしてもガンダム的なシャープで
かっこいいデザインが脳裏に浮かぶが地球軍の無骨なデザインのろぼが何げに好きだ。
最初にKG-6 スレイプニールを見たときはロボティクスノーツに出てきた
タネガシマシン３を連想してしまった。
（ロボに興味がない人間の認識なので必ずしも共感を得られるわけではないが）

割と無骨な地球軍の装備に対してアルドノアドライブを持つ敵機の期待のシャープなデザインと性能。
見る人間を軽く絶望させる性能差と設定。かなり楽しめました。


分割２クールの１クール目である今作はかなり気になる幕引きとなりました。
ストーリーなども良かったと思いますしかなり面白いところたくさんあったのですがあえて一番を選ぶとしたら

最終話のスタッフロール周辺を選ぶと思います。


余韻を邪魔しなかったというのが一番大きいです。

最終話に衝撃的な展開を持ってきて意味深な幕引きという作品は他にもありますが
その余韻を１００パーセント楽しめたというのがこのアルドのあゼロでした。

吹雪が吹き荒れる音をBGMにおき、黒背景でただスタッフロールを流す。

シンプルですが一番余韻に浸れる方法だと思います。


少なくともEDテーマが流れたりそのまま提供元のCMに流れるより
ゆっくりと作品の余韻に浸れた。

これだけでもう十分です
（もちろん面白いストーリーなどがないとだめですが）


個人的にはこのまま姫様もオレンジも生きてました的な展開よりは
コウモリの苦悩にスポットを当てた後半にしてほしいな
と思いました。

とりあえずこれを期に食わず嫌いやめようと思います