ココ吉 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ドジっ娘で照れ屋で妹属性の魔女だとっ!? はい、コレ完全に俺得アニメ♪
原作未読◆全12話◆
視聴のきっかけは近年の魔法少女モノは
ハズレがなく大人が観ても楽しめるから
と言う単純な理由です。
視聴当初は少し古い感じのキャラデザに
抵抗がありましたが慣れてくれば気にな
らなくなってきて,物語中盤からは独特な
キャラデザがむしろ可愛くみえて仕方が
なかったです(*´ω`*)♪
この作品の原作者は
『弱虫ペダル』で有名な渡辺 航さん。
◆前置き◆
変態だけど仲間思いな主人公の柴木耕太が
ある日,一人の魔女「るるも」と出会い,
ひょんな事からるるもと契約する事に。
しかし耕太との魔女契約でミスを犯し,
魔女から修行魔に格下げされたるるもが
「魔法チケット」と言うその名の通り魔法が
使えるチケットを耕太に使わせる事により,
自らの修行の糧として,もう一度魔女に
戻ろうと再起を志す物語。
耕太の高校の悪友達,そして部活の
不思議発見クラブ(通称:FHK)の部員や
風紀委員たちを巻き込み色々な騒動を
巻き起こしながら進むストーリーに
少しばかりの魔法というエッセンスを
加えたほぼ日常作品です。
◆感想◆
{netabare}
序盤はストーリーがパターン化されており
オチも読めてきて若干マンネリ気味だなと
いう印象を受けていました。
しかし,中盤6話(猫のジケン回)以降を
境に後半にかけて少しずつストーリー
内容に変化が出てきていて不覚にも胸を
打たれるシーンがいくつかありました。
特に印象に残っているのが第10話の狼回。
狼になってしまい,周りの皆から敵対心を
向けられて孤立無援な状況で途方に暮れ
て今にも泣き出してしまいそうな耕太に…
「馬鹿者,私が契約者を見間違える訳なかろう…」
と,
満月をバックにして狼になった耕太を
そっと優しく抱きしめるシーン。
このシーンは,普段,何だかんだで耕太に自分が
大切にされている事をるるも自身よく理解して
いて彼女の人柄と契約者である耕太との絆を
窺わせてくれる素敵なシーンでした。
「泣けるアニメ」と銘打った作品であまり
泣いた事がない僕ですが,このシーンには
不覚にもホロリと目頭に心の汗が浮かんで
きました。
ゆるい日常を描きつつも,こう言った少し
シリアスな話をスパイスとして織りまぜる
事によりメリハリがある物語に仕上がって
いると思います。
少しばかりの微エロ描写もありますが,
至って爽やかなエロなので女性の方にも
観て頂ける作品です。
ただ一つ,ストーリーに物申すとしたら
終盤で666枚綴りの「魔法チケット」の存在が
うやむやになりつつあった事でしょうか。
チケットを全て使いきれば,耕太の死に直結
してしまいますがその事をるるもは知りません。
その辺りの描写をもっと事細かく
掘り下げて表現して欲しかったです。
続編ありきのストーリー構成だったのか?
だとすれば,チケットは現在どのぐらい
消費しているのか?
そして,最終話の時計の意味する事は何なのか?
↑↑↑ 私、気になります!
{/netabare}
るるもは普段は口数が少なく
運動音痴でとても照れ屋な性格。
魔女としての生き方や世渡りも
過去現在含めて不器用な女の子。
でも,ふとした瞬間の表情や仕草が
可愛らしい「るるも」という魔女っ娘を
是非,一度観てあげて下さい♪
この作品でお気に入りのキャラは。。。
ハルリリちゃんです♪
テンプレなツンデレ魔女っ娘ですが
過去にるるもに助けてもらった時の
恩義を忘れず,彼女なりにるるもの力
になろうとする根はとても優しい娘で
密かにお気に入りキャラです。
散々,るるも可愛いと言っておきながら
この様です。何かすいませんw
◆OP曲
『せいいっぱい、つたえたい!』
歌:三森すずこ
るるも役の三森すずこさんが歌ってます。
普段笑わないるるもがニコッと満面の笑みを
浮かべているシーンがとても印象的♪
◆ED曲
『ふたりのクロノスタシス』
歌:遠藤ゆりか
運動音痴なるるもが自転車に乗る練習を
して,それを耕太がサポートするED画。
耕太の面倒見が良い人柄が如実に現れて
いてとても良かった♪
OP,EDともにお気に入りです。
◆最後一言◆
耕太のママさん…。
怒った時,色彩が消える眼と
包丁はダメだってばよww
続編でるるもとハルリリちゃんに
また逢える事を願ってます!