おぬごん さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
分かる分からない以前に絶望的につまらない
true tears以来となる、西村純二×PA WORKSの新作
1話の時点では、男3:女3の青春劇、不思議系の同級生との遭遇、キーアイテムとしてのニワトリなど、true tearsを思わせるような要素が多く、同作品のファンの自分としては期待をしていたのだが…
結論から言うと、酷かった
西村監督の特徴である、止め絵、俯瞰の構図、ギャグシーンとEDでのSDキャラ、難解で思わせぶりで多くを語らないセリフ回しなどが多用されたが、それらが尽く滑っていた
特に止め絵演出は何でもないシーンでもちょくちょく挟まれ、もはやギャグの領域に
ストーリーではヒロインとヒーローがちょっとした不思議体験をすることで話が動くのだが、
正直、これが全部いらなかった
他の4人のこじれた恋模様は非常に魅力的だったが、それを引っ掻き回すヒロインの存在が邪魔でしかない
13話通じて見ても、このメイン2人のどこがいいのかがサッパリ伝わってこない
{netabare}
そしてその不思議体験も、結局何だったのか、何のためにあったのかよく分からないまま、
明かされることのないまま、解釈を視聴者に半ば委ねるような形で物語が突然終わる
もう中盤以降は毎回、ハァ?(゚д゚)って顔しながら見てた。
{/netabare}
このアニメは何がしたかったのか?
何を表現したかったのか?
何を伝えたかったのか?
もしかしたらちゃんと演出の意図を汲める人には分かったのかもしれないが、
それ以前に、絶望的につまらない作品だった
このアニメの唯一の功績は、true tearsが西村純二ではなく岡田麿里の作品だと教えてくれたこと