drts さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
中途半端な作品
今更レビューというのもおかしな話しですが、やけに評価されていたので違った意見も書いてみようかなと思い今更レビューを書きます。
批判的な意見が多くなると思うので、この作品に対し高評価しているかたは気分を害するかもしれないのでご容赦を。
まずこの作品でいいと思ったとこは音楽と作画ぐらいでした、それも後半のほうにつれストーリーや展開の粗末さにかき消されていきましたけど。
ここからは批判的な意見になります。
個性豊かなキャラクターが出てくる作品なのに、サブキャラクターのキャラを立たせるようなエピソードがなさすぎ。そしてそのまま流れ作業のように消えていくサブキャラクターたち。何の感情移入もできないし下手くそな演劇を見せられている気分。
作品内での死へのイメージが軽すぎて仲間が死ぬ(というよりは消失といったほうがいいが)ときもそのイメージが消えずに軽い印象になっている。
ギャグにしたいのかシリアスにしたいのか曖昧な演出。作品の方向性のようなものがブレすぎ、ギャグ自体も「これ面白いでしょ」というようなギャグばかりで笑えるものが少ない。(好きな人には申し訳ない)
キャラクター、世界観などの設定、どちらもいいのにそれを生かしきれてないどころか生かす気がないとしか思えない作品。
最終話は悪い意味で笑ってしまいました。1クールということを言い訳に使えばいいというレベルじゃない展開のぶっ飛び方で、感動なんてできるものじゃありません。
正直感動というか良かったなと感じた話しは、ユイの生前の話しぐらいでした。
ギャグ路線でいってればまた違う評価になったのかもしれませんが、中途半端にギャグとシリアスを混ぜたことで全てが薄っぺらく見えてしまい、結果として苦くもなく甘くもないただの美味しくないコーヒーのような作品になってしまった気がします。
ここでの高評価とレビューを見ると、おそらく中高生には受けの良い作品なのかもしれませんね。個人の評価なので好きに書けばいいと思うのですが、私には理解できませんでした。