オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
禁書1期→アニレー→禁書2期まで約2年間はスケジュールに無理があった感
カットの嵐な上、3話で作画崩壊というJCスタッフの毒牙にかかってしまった。個人的に法の書編は旧約の中で2番目に好きなので、そこで作画に手を抜かれたのは腹立たしかった。カットの嵐なのであらゆるところが説明不足なのも問題。良かったのは、最終話でのグループ始動の挿絵の再現と、1話と木原vs一方通行と、上条vsヴェントの終盤の作画は力を入れていたというくらい。もっとも、それ以外は常に崩壊気味と言っても過言ではなく、それが残念。
そもそも詰め込み過ぎている(冊数換算で約8冊分)のがカットなどの悪い点が生まれた原因だろう。イギリス女子寮の話は完全カットなのも残念。もっとも、闇咲の例もあるので、三期でやるのかもしれないが。
そもそもレビュータイトル通り、スケジュールに無理があったと思われる。レールガンの方が人気があるのは認めるが、あくまでも禁書というスピンオフ元があってのものであるのを忘れてはならない。無茶なスケジュールで立て続けに勢いだけで万全でないものを放送するくらいなら、待つからちゃんとやってくれと。区切りを意識してどのみち詰め込む羽目になるのは百歩譲って、せめて作画はちゃんとしろ。ハイレベルでなくていいから、せめて崩壊するな。そのくせ3期は遅いって馬鹿じゃねーのか。
声優は、中田譲二、若本、藤原啓二などの豪華声優陣の起用をはじめ、なかなか充実していた。実は、まだデビュー間もないかやのんの初の準レギュラー役だったり。強いて言うなら、最初は吹寄の声が高いなと思ったが、まあ慣れた。豪華声優陣起用、今を時めくかやのん発掘など音響だけは有能。
OPは安定の川田まみ、前期後期曲映像すべてハイレベル。欲を言えば後期OPに切り替えるタイミングを、イタリア編が始まる14話からにしてほしかった。EDは、前期の映像の作画が酷かった。曲は微妙。後期は曲はなかなか、映像も悪くない。
もちろん小説を読むのが一番いいが、2018年10月現在、漫画版は絶賛フランス編。2期でやった部分はそれなりの再現(少なくともアニメよりは)+若干のアレンジ(上条vsオリアナの決着の仕方など)が加えられて描かれ切ったので、小説は読むのがだりーけど2期の内容を復習したい、楽しみたいって方はぜひお買い求めを!(ダイレクトマーケティング)