れのん。 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
みなみけのゆるい日常 ☆ すべては愛のターメルィッック!!
2009年1月~3月放送。 「みなみけ」シリーズの3期。
原作 桜場 コハル 「週刊ヤングマガジン」において隔週連載中
監督 及川啓 キャラクターデザイン 田中誠輝(2期と同じ)
制作 アスリード(2期と同じ)
原作未読
きほん、えんえんと、みなみけ独特のゆるい日常が続く。
自分は、保坂ネタがたいへんおもしろく、いっぱい笑わせてもらった。
3期は、アニメ全体に影響してしまうほどではないが、いろいろおかしいところがある。
① まず、階段教室は、高校ではいくら何でもおかしい。
アスリードの奇妙なこだわりのような気がする・・・
② op 、ed の位置がとってもおかしい。op の位置は遅すぎ、ed の位置は早すぎるので、両者の間は、10分足らずしか離れていない。
③ opアニメーション冒頭の3姉妹の絵に大人びた色気がありすぎ、年齢不相応である。
とくに寝ている夏奈! いくらなんでも大人っぽすぎるだろ!!
注目は、3期も保坂(cv。小野大輔さん)である。
保坂は背が高く、見方によってはイケメンでスポーツマン。ただし、すさまじい妄想癖があり、自分の世界に入って独り言を言い、周りを客観的に見ようとしない。妄想が昂るとシャツのボタンを外し、その肉体を露わにする。
保坂は、南春香に片想いをしており、春香のためなら何でもする。ただし、告白をするとか話しかけるとか、現実的な行動は絶対しない。
「みなみけ」では恋愛はまったく進展しない。 さすが。日常系
ゆえにみなみけの、恋バナや恋愛ネタは、ゆるい。どうしようもなく、ゆるい。もちろん保坂に限らず、告白とか、「みなみけ」であってなるものか。
保坂はそういう世界に迷い込んでる。
彼は料理が得意であるばかりか、ピアノの引き語りも抜群。しかし、有り余る才能と情熱を無駄に使っている。
{netabare}あつこ「保坂先輩って、やっぱり黙っていれば、かっこいいのかもしれない」{/netabare}
保坂の活躍の影に、策士・速水がいる。速水は保坂のおもしろさを作中だれよりも理解しており、話をおもしろくするため、策士になりすぎる。速水の目はいつも閉じているが、策士になる瞬間だけ、一瞬、速水の目が見開かれる。リアルにこんな人がいたら、こわい。
@こころに残る、3期の保坂! {netabare}
◆正月のおみくじ(1話)
保坂のおみくじは、今日はこれで108回目。
「大凶 恋愛運、想い届かず、あきらめが肝心。兎に角ダメ、絶対にダメ、追えば追うほど離れていく」 …… しかし、これでくじける、保坂ではない。
保坂「なかなか、うまくいかないものだな・・、いいだろう、困難があってこそ、試練は乗り越えがいがあるというもの」
テンションのあがった保坂は、服を脱ぎ出す・・・・
「まっていろ、みなみはるか、あはは、あはははは。。」
◆きもちわるい保坂(((゚◇゚;)))(2話)
速水に入れ智恵されて、マキ(ハルカの友達)やあつこと仲良くしようとする保坂。しかし、仲良くなる方法が、完全におかしい。
保坂「まき、さぁ、おれと仲良くなろう、、さぁ、、」、
「あつこ、おれと・・・、さぁ、俺と仲良くなろう!」(図書館の本棚のすきまから顔を出して)
これは怖い。変質者だ・・・腹筋崩壊する・・・ヘ(゚∀゚ヘ)
◆3期の頂点、値千金の保坂ギャグ …… カレーの妖精保坂(2話)
・千秋の買い物をみていた保坂「そうだ、カレーにしよう。それも特別、スパイシーな」
・カレーの歌の名場面 …… 謎のコンサート会場にて{netabare}
♫全ては愛のターメルィッック!はらはーらハラペーニョー 泣かれちゃ嫌だもんシナモーンカルダモン 無理かーパプリカーこりごりコリアンダー 錯乱してサフラン ちょこっとチョコレート(チョコはうまいぞー、千秋バージョン)今更ガラムマサラ でも明日があるもん シナモンカルダモン 美味しいカレーの出来上がり ♫ {/netabare}
→ 保坂の脳内妄想のコンサートで聴衆熱狂・舞台の袖で春香、感動で涙ぐむヘ(゚∀゚ヘ)
千秋「あの大男、もしかしたら、カレーの妖精だったのかも知れない」
→ 千秋は賢い。いちど聞いただけで、カレーの歌を覚えてしまっている。帰り道、カレーの歌を歌いながらかえる千秋は、可愛い
◆雨の日の保坂(4話)
マキ「あの、保坂先輩、かさもって、ずぶぬれで、なんで二年の教室の前をうろついているんですか」
保坂「いい質問だ。今日はあいにく突然の雨天、俺は傘を持ってこなかった。俺の最愛の人は、傘を持ってきただろうか。もし忘れたのであれば、傘をそっと差し出す俺でありた
→ すばらしい。妄想の中の保坂は、ちょっと感動的なほどけなげだ …… と思って視聴していたら …… こら!、、なんで、そこで、服を脱ぎ出す!
「たまらず俺は、この雨の中、家からこのいちばんいい傘をとってきたのだ!」
→ 保坂は、「雨のなか、最愛の人のためにずぶぬれになって傘をとってきて待っている自分」に、感動している。ただし、実際にその傘を春香に渡す意志を持つことは、忘れてしまっているヘ(゚∀゚ヘ) {/netabare}
◎ みなみけと食べ物 …… みなみけでは、とにかく、たべものがだいじ。あと、ゆるい恋バナと、性別不詳ネタ(冬馬、マコちゃん)。たべものをめぐっては、つねに大問題が発生している。{netabare}
◆1話 みなみけでは、カップ焼きそば現象がネタになり、このネタだけでけっこう物語をひっぱる。で、カップ焼きそば現象とはなにかというと、結局、訪ねてきた親戚の相手をするのが面倒ということだったりする。さすが、みなみけである。
ちなみに、みなみけ3姉妹の保護者であるはずのタケル(cv 浅沼晋太郎さん)は、へたれである。みなみけにやってきて、ぬいぐるみ相手に独り言をぐだぐだ言い続けている。「なんかね、しごとがもうね・・なんかね、れいこさんがもうね・・」 いい大人のすることではない。
◆2話、この回から、天使と悪魔の対話で、こころの葛藤をあらわしはじめる(千秋が2回。藤岡が1回)。
シュークリームが大問題になっている。
◆3話
今度はプリンである。
→ 甘いものをなめてはいけない!
続いて、美味しいりんご。
→ 内田のところに田舎からリンゴがいっぱいおくられてくるのだが、ところで、内田はちょっと小学生に見えない。
ハルカ、ナツキとなにやら熱心に電話。
カナはハルカがナツキを「好きなんじゃないのー、そのうち、甘いものも辛いものも作りに行ってあげる関係に・・・」と言い、千秋に「だまれー」と言われる。
→ しかし、ナツキは、ハルカと話できているだけ、保坂よりずっと先に進んでいる。
負けるな、保坂!
◆8話
・今度は焼き芋。
吉野と内田、焼き芋をお土産にミナミ家へ しかし、小学生、金持ちだなー
◆9話
・冬はこたつでみかん。。{/netabare}