Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
宮城県立烏野高校排球部員・・・彼らの目標は「頂の景色」を見ること。
この作品は原作未読、事前情報無しで視聴に臨みました。
事前に知っていたのはこの作品のタイトルでもある「ハイキュー」が「排球=バレーボール」ということくらい・・・(//∇//)
前作がファンタジー路線である「マギ!」の後継作としてスポーツものが来るとは思わなかったので少し意外性を感じましたが、スポーツ系の作品は嫌いじゃないので、視聴を決めました^^
物語の舞台は宮城県にある雪ヶ丘中学校・・・本作の主人公である日向 翔陽(ひなた しょうよう)は、自分と同じように小柄でも活躍していた、宮城県立烏野高校排球部のエース「小さな巨人」に憧れ、バレーボールを始めましたが、日向一人しか部員がおらずまともな練習がずっとできませんでした。
それでも中学3年になり、何とかメンバーを揃えて試合に臨むものの、初戦の相手が男子バレーの強豪校である北川第一中学校とぶつかり惨敗を喫してしまいます・・・^^;
そこで日向は気付くのです。
自分はずっとコートに立ってバレーがしたいということ・・・
バレーは一人じゃできないこと・・・
そして時は過ぎ、日向は「小さな巨人」が在籍し、かつて強豪の一角だった烏野高校に入り物語が動いていきます。
この作品・・・序盤から魅入ってしまいました(//∇//)
序盤は部員の気持ちもバラバラ・・・挙げ句の果てに道半ばで夢を諦めようとする部員もいたり・・・
1年生の新人は纏まろうとしない個性派揃い・・・
かつての名門バレー部も今はこの体たらくぶり・・・というくらいチーム状態がどん底なのですが、その状況からのスタートだったから逆に良かったのだと思います。
なぜなら、どん底でしなきゃいけないのは這い上がることだけですから・・・^^
それでも決して安易な道のりではありません。
バレーに対する情熱があるが故に紆余曲折や葛藤を味わってきた彼らです・・・
でも、どん底から這い上がるため、最後に背中を押してくれるのもバレーに対する情熱なんですよね^^
こうして一つ一つ目の前の壁をみんなで乗り越える度に、繋がりの強さが高まっていくのを感じることができます。
何よりバレーと仲間に対する熱い思いが、彼らの一挙手一投足から伝わってくるので、見ているだけで気持ちが熱くなり・・・時には目頭まで熱くなることもしばしば・・・(//∇//)
こうしてチームとしての結束力が高まってきたところでインターハイの予選を迎えるのですが・・・
ここで、マネージャーの清水さんのサプライズが・・・
掛けた言葉はたった一言・・・だけど、それは決して貰えると思っていなかった胸に染み入る言葉・・・
この場面は何度見ても胸が熱くなります(//∇//)
インターハイの結果は、本編でご覧頂きたいと思いますが、試合を通して進化を続ける烏野高校排球部の格好良さは半端ありません・・・
選手の気迫あふれるプレイや、必死にボールに食らいつこうとするプレイだけでも十分感動的なのですが、この作品の熱さに拍車を掛けているのが、「コートの中の選手だけで試合をしている訳ではない」という雰囲気がビンビン伝わってくるところだったと思います^^
烏野高校排球部・・・間違いなく彼らは全員で戦っていました・・・
試合だから勝ち負けは当然つきまといます・・・
勝っても負けてもそこで何かを得る・・・後悔からも次への希望を見つけて活かしていく・・・
このルーチンがしっかり回せるチームは確実に力を付けてくると思います。
作品の方は2クール25話で一段落しましたが、物語的には途中で終わっています。
この作品も続編が制作されるのを心待ちにしています^^