いっき さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
1期に続いて物語は壮大でキャラや用語が兎に角多いアニメ
全25話で一期からの続きもの
原作未読で視聴し終わって、物語の一問題を迫力のある作画でうまく纏めたアニメでした。
しかしキャラ数、それに伴ってキャラの内面、人間関係、国家関係、用語の多さ、異世界、別次元など兎に角、成分が多いですので今回の2期も成分の量に比べて全25話ですので、一問題以外はキャラの一年間の生長や国同士の描写などは駆け足でやっつけ感があり不十分でした。
こういう成分が沢山あり物語が壮大で問題解決描写が面白いアニメだと夕方アニメでしたら100話くらいの話数で見たかったです。現時点で問題解決描写は好きですが、成分消化不足だし話数不足アニメです。
しかし本当声優が豪華です。
{netabare}
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今回の見所は最初、アラジン、アリババ、モルジアナの一年の成長を見ることかと思ったら、途中からアラジン視点のマグノシュタットでのモガメットと練玉艶とアル・サーメンの陰謀に重点を置いた物語になり、アリババとモルジアナの視点物語がすこしはあったがバッサリと省略して戦争に発展した時は「え?」と思いました。でも1話で戦闘描写があったので、物語の終盤を最初に見せて物語が始まるアニメだと分かりましたので戦闘突入話になった時これで固定する見せ方だとは思いました。
今回の見所のモガメットの人間模様、チトスを絡んでの物語の結末などはすごく良く感動しました。モガメットみたいなゴイに対してそのような考えや行動に至った経緯の物語や統合失調症ぎみなキャラを解決に至る描写は自分的に好きな要素だし、チトスとの絡みの描写も素敵でした。しかしチトスだけに校長でもあるモガメットが一魔導師にスポットを当てた描写はすこし違和感があり駆け足感がありました。でも見やすくて分かりやすいです。それでこそ感動した部分でもあります。
そんな今回の物語だからか、シンドバットがものすごく安っぽくなった描写が残念でした。前回の物語でシンドバットは好きなキャラでしたがまったく存在感がありませんでした。そういう自分みたいな人はOVAで補完でしょうね。
そして最後には別世界のアラジンとアリババの描写も見れたし、もちろん続きがある終わり方でしたので3期があったらもちろん見たいアニメです。
{/netabare}