plagiaturn さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
次回が気になるロボットアニメ
※分割2クールの1クール終了時点の評価です。
王道のロボットもので、人類(地球人)対人類(火星人)を描いた作品。
大局を描きながらも終始主人公たちの行動にフォーカスして進行していくため、内容はわかり易くなっていると思います。また、主人公たちが高校生なので、硬派なロボット(戦争)作品のような重厚な雰囲気はなく、コミカルなシーンも多いです。ロボット系が苦手な人でも比較的見やすいと思います。
自分の点数・・・84点
【この作品の良いところ】
・脚本(シリーズ構成)が良い。
→無駄な回がなく、毎話、次回が気になるような、うまいまとめ方をしているのでテンポよく見れる。
・戦闘が頭脳戦でおもしろい
→{netabare}強力な主人公機が登場せず、{/netabare}性能の劣る量産型で敵の強力な機体と戦っていくので、毎回の戦闘でどうやって倒すのか見応えがある
・演出が良い
→音楽の使い方が印象的。
【この作品の悪いところ】
・戦闘において、敵(パイロット)が弱すぎる
・主人公たちがなぜか強すぎる
・ご都合主義的なところ
以下細かく
良い所も悪い所も、まだ1クール分残っているので印象が変わる可能性がありますが、少なくとも1クールだけだと上記のような印象です。
基本的にかなりテンポが良く、見やすさを重視して作った作品な気がします。ですから当然見やすいですし、十分おもしろいですが、いくつか気になる点があるのも事実です。
お気付きだと思いますが、上記の良い点と悪い点、戦闘部分については矛盾している部分があります。
戦力で劣る故に知恵でそれをカバーし、勝利する。これはミリタリーものの醍醐味です。こういうおもしろさはこの作品の良い部分です。
{netabare}ですが、とにかく主人公が異常に強い。ただの一訓練校?の最優秀成績を修めた?高校生なのに、正規の軍人で全く歯が立たない火星の機動兵器相手に勝ってしまう(逆に言うと、なぜ他の正規軍は一高校生でも考える作戦を思いつかず、勝てないのか)。
戦闘を見ていれば異常な程優秀なのはわかるし、周りもそれを認めている様子はわかります。が、なぜ彼がそこまで出来るのか、能力があるのか、(尋常でない程)常に冷静なのかは1クール目では明らかになりませんので、違和感を感じました。2クール目で明らかになるとは思いますが。
加えて言うと、韻子も優秀すぎると思います(あの射撃能力、新米のそれではない)。{/netabare}
ともあれ、第2クール次第で更におもしろくなるか、はたまた失速するのかわからない作品でもあるので、2015年1月を待ちたいと思います。